さかなのためいき、ねこのあしおと

スウェーデン滞在記。現地時間の水曜日(日本時間の水曜日午後~木曜日午前中)に更新します。

2008-01-01から1年間の記事一覧

もう一羽の黒い鳥~クロウタドリ+通信簿の若返り

黒い鳥といえば、スウェーデンの国鳥は、クロウタドリです。小さくてわからないと思いますが、1番目の写真がそれで、くちばしはオレンジ、とてもきれいな声で歌います。 この鳥は、実はわたしにとっては曰くつきの鳥でして、高校生のころ、エリザベス・ジョ…

もう一つのウップサラ名物~コクマルガラス

ウップサラといえば、北欧最古の大学「ウップサラ大学」や、北欧最大の教会「ウップサラ大聖堂」が有名で、これまでにも何度か写真を載せてきましたが、今日はちょっと変わった名物「コクマルガラスの大群」をご紹介します。一枚目と二枚目の写真の黒いつぶ…

ブログ通信簿~人間五十年

忙しいとか言いつつ、巷で話題の「ブログ通信簿」なるものをやってみました。「採点中」は、最初の画像のような職員室のすりガラス映像が出てきて、軽くトラウマが(笑)。 やってみた結果、全部の評価が、「3」でした(5段階評価)。良く言えばバランスの…

スウェーデン語で夢を

以前、語学の堪能な方に、「学んでいる言語で夢を見ると、それは、その言語をマスターしたということである」とうかがいましたが、昨晩、念願のスウェーデン語の夢を見ました。 しかも、古本屋で本を買い、店主さんと色々話す夢でした。実は、前の日に、論文…

語学学校

今週の月曜日から、去年と同じ、スウェーデン語の集中講座に通っています。最初は、論文を書きたいので取らないつもりだったのですが、申し込んだ時点では、論文が順調だったことと、スウェーデンに来ても語学力がなかなか上達しなかったこと、夏休みが2ヶ…

ストックホルムへ遠足3 森の墓地

この日のメインは、世界遺産にもなっているストックホルムの共同墓地「森の墓地」(Skogskyrkogården)でした。1919年から40年にかけて作られ、他のヨーロッパ諸国の墓地のモデルにもなったそうで、往年の名女優、グレタ・ガルボの墓もここにあります。世界…

ストックホルムへ遠足2 テグネル公園

昨年、語学学校に行くのに、毎日前を通っていたにもかかわらず、知らなかったから中に入らなかったのが、テグネル公園です。正確に言うと、テグネル公園が作品の舞台になっていることは知っていましたが、そこにリンドグレーンの銅像があるのは知らなかった…

ストックホルムへ遠足1 ヴルカヌス通り

先週の土曜日、ドイツ人の友だちと、ストックホルムに行ってきました。二人ともリンドグレーンのファンだということで、リンドグレーンゆかりの地を、まずは散策。 リンドグレーンのテーマパーク「ユニバッケン」が、「ストックホルムリンドグレーンめぐり」…

チェンジェライ・ホーヴェ『骨たち』

2週間ほど前、しばらく北欧文学をご紹介、と宣言したのですが、近頃、ニュースサイトで、ジンバブエの選挙弾圧やインフレの記事をよく目にするので、今日は、予定を変更して、ジンバブエ文学のご紹介です。といっても、ジンバブエの本は、今日ご紹介する、ホ…

あっ、ハリネズミだ!!!

こないだジョギングしてたら、なんと道をハリネズミが歩いていました!!!ちょうどカメラを持ってる日で、ラッキーでした。 ハリネズミって、とってもシャイな生き物で、わたしと目があうと、さっ!と顔を下にうずめたり、壁の方をむいたりするんですよ。しば…

まだ秋じゃなかったΣ( ̄口 ̄;)!!【お詫びと訂正】

前回、情感たっぷりにご紹介した、「赤くなりかけたりんごの実」…ごめんなさい、りんごじゃありませんでした。もうちょっと大きくなったのを見たら、さくらんぼでした!!! 春、白い花が咲いてたし、花と一緒に葉もついていた(一枚目が証拠写真。普通の(日本…

北欧の作家と訳者② 尾崎義

文学というと、作者にスポットが当たることが多いですが、外国文学を語るときに、外せないのが訳者の存在です。先週ご紹介した『バラバ』は、内容もですが、ここまでハマったのは、翻訳が神だったからだと思います。 北欧語は、マイナーなので、英語やドイツ…

更新曜日変更のお知らせ【写真とURL追加】

これまで、スウェーデン時間の木曜日夜(日本時間の金曜日早朝)に更新してきた当ブログですが、来週から、スウェーデン時間の金曜日夜(日本時間の土曜日早朝)と、一日遅れの更新にしたいと思います。 理由は、木曜日夜に連続ドラマ『ロビン・フッド』が始…

小さい秋みつけた…まだ7月になったばかりなのに

夏至から10日、ウップサラはすっかり日が短くなりました。…と言っても、10時半すぎまで明るいのですが、夏至のころには11時すぎまで明るかったことを考えると、短くなりようが激しいです。 今日のジョギングの帰り、いいにおいがするから見てみたら、さくら…

ジョギング

夏休みになって、何がうれしいといって、走る時間が必ず取れることです。ベルリンも寒かったですが、ウップサラの寒さはヤバイです。昨日なんかは暑くて、28度あったのですが、それでもなんとなく肌寒く、いつも体の芯が冷えている気がします。 ジョギングは…

北欧の作家と訳者① ラーゲルクヴィスト

先月は、4週間、気づけば祭のことしか書いていませんでした。学校も夏休みに入っちゃったので、ハプニング(?)が少なく、今週からは特に祭の予定もないので、なんだかグダグダになりそうな予感がしますが、こういうときこそ北欧文学を紹介するチャンス!と…

夏至祭・ちなみに~原始、女性は太陽であった

ドイツでは、ヒトラーが夏至祭を盛大に祝ったため(火を焚くものだったらしい)、現在は、夏至祭はやらないそうです。ただ、南ドイツでは、聖ヨハネのお祭はひっそりとやるそうで、ランタンを持って行列するんだとか。友だち曰く、「ドイツで夏至祭を祝うの…

夏至祭3~踊らにゃソンソン

建国記念日との違いは、一般の人もステージやメイポールの周りで踊ること。親子や年配カップル、子ども同士が一緒に踊ったりして、こういうのは、楽しいですね。

夏至祭2~歌と踊り

この日も、建国記念日と同じく、民族衣装を着た人たちが、音楽を演奏し、踊りを踊ります。 写真だと分かりにくいですが、ピンクのショールの女性が弾いている楽器は、北欧特有の楽器で、ニッケルハルパといいます。日本でも、朝日新聞だったかで紹介されたこ…

夏至祭1~メイポール

先週予告したとおり、6月20日と21日、ガムラ・ウップサラに夏至祭に行きました。最初は、20日だけの予定だったのですが、21日になって、ドイツ人の友達に一緒に行こうと誘われ、結局2日行きました。 20日は、ひたすら写真撮影、21日は、友だちと楽しく、とい…

夏至前夜の7つの花

明日は夏至。スウェーデンが、多分クリスマスの次くらいに盛り上がる日です。 キリスト教圏(北欧もですが)では、夏至のお祭は、「洗礼者ヨハネの祝日」に統合されています。洗礼者ヨハネは、イエスに洗礼を授けた人物で、イエスの半年前に生まれたことにな…

今週は、ウップサラはよく雨が降り、寒い日が続きました。スウェーデン語の授業で、「家族にスウェーデン語で手紙を書きましょう」という課題があり、「お母さんへ。スウェーデンは日本と何もかも違います。今の日本は梅雨ですが、こちらの6月は雨がほとんど…

ガムラ・ウップサラ ヴァイキング祭5~かがり火

この日の最後の行事が、丘の上に上って火を焚く行事。ヴァルボルイにかがり火を見れなかったわたしには、嬉しいオマケでした。王の丘自体が重要な遺跡なので、まきではなく、バーベキュー用の鉄皿の上で火を焚いたのですが、参加者も松明を入れられるように…

ガムラ・ウップサラ ヴァイキング祭4~丘での戦闘

3日間のうち、この日限定だったのが、「王の丘」での戦闘。この丘は、登ってみると結構急で、スピード感では広場に負けましたが、何よりシチュエーションが楽しい。 写真は、午後7時と8時の間です。明るいですね。

ガムラ・ウップサラ ヴァイキング祭3~王の丘

ガムラ・ウップサラの名物に、3つ並んだ人工の丘があります。これは、ヴァイキング時代に、平地だったここで死者を火葬し、粘土などを盛り土してできたものだそうです。ガムラ・ウップサラの他の場所からは、船葬墓(棺が船の形をした、土葬の墓)も出ていて…

ガムラ・ウップサラ ヴァイキング祭2~広場での戦闘

ヴァイキング祭では、「ヴァイキング市場」(要は、コスプレした人たちの出店)のほか、出し物があります。「ヴァイキング時代のあそび」というのもあったのですが、どうも何がなんだか分からなくて(九柱戯?みたいな感じだった)、分かりやすく、かつわた…

ガムラ・ウップサラ ヴァイキング祭1~ガムラ・ウップサラとは?

スウェーデンは先週末から、夏休みに入りました。スウェーデンの学期システムは変わっていて、1月から6月はじめまでが「春学期」。春休みはありません。わたしには、昨年10月以来の長期休暇です。 6月には楽しい行事が目白押し!ということで、「建国記念日…

スウェーデン建国記念日3~スカンセン

風船飛ばしが終わったあとは、本場スカンセンに行ってきました。この日は、フォークダンス、教会でのコンサート、そして、国王夫妻が列席しテレビでも放映される野外コンサートがあります。 この中で、一番印象に残ったのは、教会でのコンサートでした。写真…

スウェーデン建国記念日2~風船飛ばし

建国記念日は、別名「国旗の日」といい、この日は街中に、青と黄色のスウェーデン国旗があふれます。午後からは、青と黄色の風船を、空に飛ばします(ちなみに、環境に配慮して、あとから回収する、とパンフレットには書いてありました)。 これは、写真コン…

スウェーデンの建国記念日・導入~建国記念日の由来・成立

更新が遅くなりましたが、6月6日の、「建国記念日」の記事です。 まず、この記念日の成り立ちから。 去年の記事でも取り上げたのですが、ストックホルムに「スカンセン野外博物館」という博物館があります。 スウェーデンでは、19世紀後半からアメリカへの移…