昨年、語学学校に行くのに、毎日前を通っていたにもかかわらず、知らなかったから中に入らなかったのが、テグネル公園です。正確に言うと、テグネル公園が作品の舞台になっていることは知っていましたが、そこにリンドグレーンの銅像があるのは知らなかったので、中に入らなかったのです。
最初のと二番目がその写真。向かって右の手前にいる男の子が、『ミオよ、わたしのミオ』の、ブー・ウィルヘルム・オルソン。テグネル公園で行方不明になる子です。向かって左の小さい二人は、ヴァーサ公園に住んでいる双子の小人、ペーテルとペトラ。右上で飛んでいるのは、『うすあかりの国』の、リリョンクヴァストさんです。
リンドグレーンの銅像を見れて大満足のわたしでしたが、なんと、この公園には、更なるサプライズが!!公園の名前になっているテグネル(Esaias Tegnér, 1782-1846)は、スウェーデンの後期ロマン派を代表する大詩人です。「テグネル公園なのに、テグネルはいないの?」と散策していて、代わりに発見したのが、ストリンドベルイ。かわいそうに、お洋服を着せてもらっていませんでした。
友だちによると、ナチス時代のドイツで、「力強さ」「男性性」を表すこうした像は、たくさん作られたそうで、こういうものを見るのは、とても不快だとのことでした。今のドイツには、こうした類の像は、一切ないそうです。一人で行ってたら、「なんかこの像すげえよ」で終わってたとこなので、友だちといってよかったです。
ちなみに、テグネル像もひきつづき探しましたが、発見できませんでした。