さかなのためいき、ねこのあしおと

スウェーデン滞在記。現地時間の水曜日(日本時間の水曜日午後~木曜日午前中)に更新します。

2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

探し物が見つかる

わたしは、おっちょこなので、よくものをなくします。が、結構執念深くさがすので、かなりの可能性を持って見つけ出します。 ドイツに来て、まだドレスデンにいる頃、スーパーの帰りにマフラー(高かった)を落としました。夜中に気づいて、次の朝早々にもと…

発表終了

怒涛の「1週間間を空けずに2本続けて発表」が、14日(月)、無事終了しました。 思ったよりも好評で、やれやれ一安心なのですが、2本のうち、こちらのほうがメインなのに(こちらは数か月がかりで準備したのに)、アンデルセン(準備期間5日)のほうが盛り上…

ドゥラス・グリュンバイン

13日、ベルリンの「ルネサンス・シアター」で、ドゥラス・グリュンバインの講演会がありました。 グリュンバインは、1962年、ドレスデン生まれ、ドイツの作家の登竜門「ビューヒナー賞」(1995)はじめ、各章を総なめにする新進気鋭の作家・詩人・翻訳家・エ…

生きるべきか、死ぬべきか~授業でアンデルセンについて発表

何人かの人にはメールで伝えましたが、わたしはこの一月、なんと1週間の間をおかずに、発表を二つ抱えています。そのうちの一つが、昨日終わりました。 ドイツに来てもうすぐ一年になりますが、ゼミで一人で発表するのは、実は、今回が初めて。これまでに、…

クリスマス礼拝・番外 主の祈り

キリスト教の礼拝が、仏教や神道の儀式と比べて面白いなと思うのは、牧師・司祭の説教のほかに、一般信徒が歌を歌うという形で、礼拝に「参加する」機会が非常に多いことです。当然、わたしも一緒に歌います。賛美歌は、知らなくても、教会で讃美歌集を貸し…

クリスマス礼拝④ マリア教会

一つくらいは、有名な教会に行ってみよう、と思って行ったのが、ずっと気になっていたけど行っていなかった、マリア教会でした。森鷗外の『舞姫』では、この教会の前で、豊太郎とエリスが出会います。ガイドブックにも載っている、大きい教会です。さすがに…

クリスマス礼拝③ スウェーデン教会

ベルリンには、在ベルリンスウェーデン人のためのコミュニティがあり、ここは教会を持っていて、折にふれてスウェーデン式の儀式をしています。 ベルリン在住のスウェーデン人やその家族のためのもので、同郷の人たちが久々に集う場所、といった意味合いが強…

いや重け吉事~あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 大晦日には、広島は雪だったそうですが、1月1日、ベルリンでも雪が降りました。『万葉集』の最後の歌は、大伴家持の 新(あらた)しき 年の初めの 初春(はつはる)の けふふる雪の いや重(…

春ぞ近づく~よいお年を

わたしが新聞で真っ先に、必ず読むのは、文化欄です。朝日新聞を取っていたころ、その中で一番は大岡信の「折々のうた」でした。わたしのことを、古典や日本史に通じていると思っている人が時々いますが、実は、試験において、古典と日本史は失点原。わたし…

クリスマス礼拝② 自宅近くのカトリック教会

わたしは専門が北欧(と、ちょっぴりドイツ)なため、カトリック文化に疎く、違いを比較することを目的に出かけていきました。カトリック教会の方が、普段から内部が豪華ですが、クリスマスの飾りにも、トゲのいっぱい付いた大きな星が天井からぶら下がって…

クリスマス礼拝① 自宅近くのプロテスタント教会

※先に、「導入」を読んでいただけるとうれしいです。 この教会は、復活祭のミサにも参加したことがあり、教会の雰囲気などがとても好きで、今回も個人的には一番好きでした。 祭壇に、大きなクリスマスツリーが2本と、待降節用のリースがあり、ろうそくで飾…

クリスマス礼拝~導入

今更という感もありますが、昨年末のクリスマスの話題です。ドイツでは、1月6日の「東方の三博士の日」まではクリスマス期間で、ツリーなども飾ってあるので、良しとしてください。 わたしはクリスチャンではありませんが、ヨーロッパ文学を研究するにあたっ…