ウップサラに来てもうすぐ1か月。この間に、以前住んでいた時に「1番好きだった場所」を5カ所再訪しました。再訪、といっても、ほとんど生活圏にあるので、この間に何度も通りかかっています。 訪れた順番にご紹介します! 1.1番好きなジョギングコース ホ…
ウップサラは住宅難です。そしてだんだん厳しくなっています。2008年に7カ月滞在した時は大学が運営する外国人向けの寮がすぐに見つかり、2011年に2カ月滞在した時は海外に行く知り合いの家に間借りすることができました。2020年は(直前にコロナで渡航禁止…
一週間の大体の動きが固まりましたので、今後の更新予定についてお知らせです。(今日は金曜日に更新していますが)原則としてスウェーデンの水曜日(日本の水曜日午後から木曜日午前中までのどこか)に更新、そのタイミングで更新できなければその週はお休…
スウェーデンに到着したのは、復活祭の期間中。復活祭は、クリスマスのように日付が決まっているのではなく、「春分の日の後、最初の満月の次の日曜日」です。今年は3月20日が春分の日、25日が満月、31日が復活祭でした。満月のすぐ後が春分の年だと4月後半…
2024年4月より1年間、文科省の科学研究費補助金「国際共同研究加速基金(国際共同強化(A))」により、スウェーデンのウップサラ大学文学部で客員研究員を務めます。 これに伴い、海外滞在中に更新する本ブログを再開します。まずは肩慣らしに到着するまで…
2018年スウェーデン滞在記最後は、「選から漏れた写真・復活編」です。 似たような写真はすでに掲載しているわけですが、これまでの旅を走馬灯のように振り返れるかと思います。 それとともに重要なお知らせがあります。 普段は「このブログはいったん更新を…
そしてフライト。 飛行機に乗ってしまうと、あとはもう車窓の風景を眺める/撮るしかないです。わたしは座って寝れないし、映画をあの近さで見ると気持ち悪くなるんです。が!実はわたしは景色の変わらない、でも普段とは違う景色をひたすら眺めるのは割と好…
クルトゥーレン、本当はもう少し見たかったのですが、午後三時にはコペンハーゲンの空港で飛行機に乗らなければなりません。一時間ちょっと見た後、急ぎ歩きでルンド駅に向かいます。歩きながら撮ったのでぶれてる写真も。 この5日間毎日通った、丸い椅子の…
なんと一つの施設だけで15回も続いてしまったクルトゥーレン編、遂に完結です! 最後にまとめてお見せしたいのは、キリスト教の教会とヴァイキング時代のルーン石碑。 北欧史の時代区分は面白くて、「鉄器時代」「ヴァイキング時代」「中世」で、「古代」は…
クルトゥーレンには、おもちゃの展示室がありました。 この展示室、「1900年代 児童の世紀」と「2000年代 今あなたがいる時代!」に分かれています。「児童の世紀」というのは、1900年にスウェーデンの思想家エレン・ケイが著した書籍の名前で、日本にも「大…
「町編」でもよかったのですが語呂と響きの関係で「都市編」。 前半は労働者の家、後半は1930年に昔風に建てられたファサードとその周辺にあった建物です。
今回は農民の小屋編。同じ農民でも、一つ前の投稿の家と比べるとだいぶつつましいところが多いです。 屋根に草が生えてるのがすてきだったので、前日案内してくれた方に聞くと、「草が生えているのは珍しくないけど、屋根にツノツノがついているのはスコーネ…
スコーネ地方のウーラネース(Uranäs)という村にあった農民の家。「農民」と訳したスウェーデン語Bondeは作男や女中を使って農場経営をするような裕福な農民を指します。 この家の説明には、住んでいた人の情報はないのですが、木材の情報が手厚いです。 ・…
農村の裕福な家の続き。 前半はレンガ造りの立派な家ですが、説明を写真に撮り忘れたらしく、詳細不明です。 後半はエングストレームという教授の所有と思しき(どうもこれは確定ではないらしい)夏に避暑で使う家。19世紀の建築だそうです。
クルトゥーレンのハイライトは、建物の展示です。 ここでは、昔実際に人が住んで使っていた建物が、そのままの形で移築されています。 その中で最初に特集するのは牧師館。「牧師館」は、ラーゲルレーヴ作品に頻出する重要な場所です。 建物の中に入ると説明…
農村コーナーの続き。 前半は衣類の展示。 後半は台所用具…というのでしょうか、食品を作るための道具の展示です。「コーヒー」「ミルク」「アルコール」「パン」など、用途ごとに道具が展示され、使い方の詳しい説明や当時の写真も見ものです。
農村コーナーの続きです。 こちらは漁村コーナーと同じく、実際に使っていた部屋や家具を展示したもの。
漁村の次は農村コーナー。 こちらは漁村より気合が入っていて、使われていたものの展示のほかにかわいいミニチュアがありました。小さな人や動物がとても丁寧に作ってあり、好感度マックス。
続いてやってきたのは漁村展示コ-ナー。アリスやオースティンは展示用に制作したディスプレイですが、こちらの展示は、昔の漁村で実際に使っていた船や道具です。お人形がリアリティある感じです。
クルトゥーレンには、子ども向けに『不思議の国のアリス』の展示がありました。 スウェーデンの子ども向け展示は、日本の子ども向け展示よりサイズが大きいので、頑張ればわたしでも遊べます。土足禁止で、靴の上にビニール袋をかぶせて入ります。
衣類の展示の隅っこに、「こっちに行ったら武器の展示室があるよ」という張り紙がありました。 当然行きます。 最後の二枚は、「ピストルを撃ってみましょう」コーナー。最後から二番目のおもちゃのピストル(結構重い)をランプめがけて撃つと、当たれば緑…
クルトゥーレンでは、移築した建物内でも道具や衣類の展示がありますが、それとは別に、展示室もあります。このときは衣類用の展示室で、オースティンのドラマの衣装展示も開催されていました。 最初の13枚がオースティン、ガラスケースに入っているのが衣類…
町を少し見た後、野外博物館「クルトゥーレン」(正式名称は「南スウェーデンの文化史展示Kulturhistoriska föreningen för södra Sverige」)に行きました。 近代化で社会が大きく変化した19世紀末から20世紀にかけて、農村の文物を補完するために作られた…
案内した方に教えていただいた中で、わたしの研究との関連でいちばん興味深かったのは、巨人フィンの物語でした。話をうかがった際には聞き取れないところや知らない単語もあり、以下の紹介では一部、教会付属の書店で購入した絵本や、その後調べたことをつ…
このあたりは町で最も栄えた場所。Salu Hallenは複合商業施設で、昨日案内してくれた方はパーティの具材をここで買ったそうです。牛の看板は写真屋さんです。
このあたりは町の中心部です。 三枚続けて同じ写真がありますが、これは異なるシャッタースピードで水の流れを映す実験。町には映画館があり、ジブリ特集をやっていました。 銅像がたくさんあるのはルンド大学の敷地内で、足を組んでいるのがEsaias Tegnér(…
9月2日は15時45分コペンハーゲン発の飛行機で帰国する日。午前中しか観光できないので、朝早く起き、この日はホテルの(毎日同じ)朝ごはんは食べずに、スーパーで昼食用・夕食用に買って食べきれなかったパン、ハム、チーズ、野菜を片付けました。5日間泊ま…
この日の夕方はマルメーに滞在している友人とその家族と夕食を食べました。 マルメーはコペンハーゲンとルンドの間にあるので、今回の滞在中何度も通過したのですが、降りたのはこの一度だけでした。 以前、ヨナス・ハッセン・ケミーリ『片目は赤』について…
9月1日はもともとラーゲルレーヴが教員をしていたランスクローナに行く予定でしたが、前日に知り合った方にルンド大聖堂で行われる無料コンサートの情報をいただきました。この後、この方にルンドを案内していただくことができました。 70代のこの女性は、ル…
明けましておめでとうございます。 最初の週末に更新するのをすっかり忘れてしまい、新年早々遅れたスタートダッシュとなってしまいましたが、引き続きよろしくお願いします。 2018年最後の更新でスコーネ徒歩旅行編はほぼ終わったのですが、帰るまでが遠足…