さかなのためいき、ねこのあしおと

スウェーデン滞在記。現地時間の水曜日(日本時間の水曜日午後~木曜日午前中)に更新します。

2011-01-01から1年間の記事一覧

更新停止のお知らせ

2011年2月・3月のスウェーデン滞在記も終わりましたので、本日をもちまして、このブログは更新を停止します。読んでくださった方々、ありがとうございました。わたしもとても楽しかったです。 この後は宮島特集でも、と当初は思っていたのですが、先週から授…

帰路2 コペンハーゲン~成田

飛行機は一路コペンハーゲンから成田へ。所要時間はおよそ11時間。どこでもドアがほしー。最終週に、20キロの段ボール(本)を5箱、家からスーパーまで運んで、腰をぐきっとやったので、この日は腰痛。せまい椅子に座り続けるのはつらいです。どうでもいい情…

帰路1 ウップサラ~コペンハーゲン

長くお付き合いいただいたスウェーデン滞在記も、今回が最後になります。当初は、滞在中の2か月だけの予定だったのが、諸般の事情で帰国後も書き続けることになりました。怪我の功名で、その分、じっくり一つずつのトピックを扱うことができたのではないかな…

イェーテボルイ3 出身者とゆかりの人物

今日は、イェーテボルイ特集の最終回。日本ではあまりなじみのない地名ですが、意外と知られている出身者たちをご紹介します。 まず、一番有名と思われるのが、ABBAのビョルン・ウルヴァース(Bjoern Ulvaeus, 1945-. oeは、本当はoの上に点が二つある文字)…

イェーテボルイ2 港町

イェーテボルイの中央駅に着くと、Gさんが迎えに来てくれていました。車でまずは、Gさんのご自宅へ。 ▲Gさんのご主人が焼いてくれたケーキ ▲スウェーデン人はお皿に盛るのがうまい Gさんは70代後半、ドイツ出身のご主人は80代なのですが、ご主人は元理系の研…

イェーテボルイ1 車窓の風景

今回は二本立て。来週とあわせて、3本の記事で、スウェーデン第二の都市イェーテボルイ(Göteborg、イェーテボリ、ヨーテボリという表記もあり)をご紹介します。イェーテボルイは、カテガット海峡を隔てて、ノルウェーとデンマークに面する港町です。17世紀…

ウップサラのスーパームーン

今回は二本立てですが、一本前の記事には写真がありません。こちらはほぼ写真オンリーです。 2011年3月20日の夜、月が明るく、きれいだったので、写真を撮りに行きました。後で知ったところ、これは、19年に一度、月が地球に最接近するという、「スーパーム…

初体験!スウェーデン語でゼミ発表

この記事は、文字ばっかりです。写真を楽しみに来てくださった方、すみません。今回は二本立てで、次の記事は写真オンリーです。 前々回の「テンプラ・パーティ」の記事でも書いた通り、今回の滞在の目的の一つは、「2008年の長期滞在時にお世話になった人た…

ガムラ・ウップサラの夜 空に輝くオリオン

二つ前の記事の続きです。 オーロラ撮影に際して、写真に詳しいBさんに色々と教えてもらったのですが、星空の撮影とオーロラの撮影は技術が似ているということでした。星空やオーロラの光はとても弱いので、通常の景色や人を撮るようなシャッタースピードで…

Tempra-Party

予定していた13日から、気が付けば一週間もたってしまいました。すみません。しかも、ガムラ・ウップサラの写真データを東京に置いたまま帰省してしまったので、今日は、ガムラ・ウップサラの夜の星空写真が更新できません。続きは上京後ということにして、…

ガムラ・ウップサラの夕方 オーディンスボルイ・カフェ

そんなこんなで、夕方になりました。寒かったので、ガムラ・ウップサラの名物カフェ「オーディンスボルイ」で一服することに。1899年から続くカフェで、多くの有名人も来ています。公式HPがまた、渋いです。 http://www.odinsborg.nu/ ▲すてきな外観 ▲「…

ガムラ・ウップサラの昼 2 わたしの正体

ひとつ前の記事の続きです。 ▲山上のわれを待て ▲いつも皆さんが見ている、足の短いわたしは仮の姿。本体はこんなに足長なんです! ▲足跡とスキーの跡が無数に。 ▲木の間からさす夕日 ▲丘の裏手にあるディサゴーデンを目指します。スウェーデンの古い農家を…

ガムラ・ウップサラの昼 1 ガムラ・ウップサラとは

予告していた5日に更新できず、申し訳ありませんでした。 3月中旬、午後から夜にかけて、ガムラ・ウップサラに行ってきました。ウップサラの中心部から、バスで15分程度のところにあります。「ガムラ」は「古い」という意味です。3~4世紀ごろのヴァイ…

ストックホルム6 リンドグレーンの家

まず最初にニュースです。7月23日~31日まで、BSプレミアムで北欧特集をします。 http://www.nhk.or.jp/hokuou/schedule/index.html わたしもついに地デジ化。といっても、チューナー内蔵のDVDレコーダーを買って、テレビはそのままなのですが。 さて、長く…

今日の更新は休みます

先週の予告では、7月15日(金)にストックホルムの最後の記事を更新することにしていましたが、今週は、諸般の事情でするべき仕事がまだ終わっておらず、更新は難しい状況です。 来週頭も色々ありますので、次回更新は、7月22日(金)夜とします。 楽しみに…

ストックホルム5 フェルゼン補足とストックホルム散歩

先週は、お休みをいただいたのに、HPを更新できませんでした。HPの方に行ってくださった方、申し訳ありません。 先週の記事で、フェルゼンのことを書いたところ、「フェルゼンて実在の人物だったの!?」というご感想をいくつかいただきました。というわけで…

ストックホルム4 ノーベル博物館

今日は、ノーベル博物館のご紹介をしたいと思います。と言っても、中は撮影禁止なので、写真は外しかありません。この博物館は、旧市街(ガムラ・スタン)の真ん中の「大広場(ストーラ・トルイェット)」にあります。 ▲赤い丸で囲った小さな島が旧市街。 ▲…

ストックホルム3E ヴァーサ博物館⑤ヴァーサ号を引き揚げろ!

さてさて。少年ジャンプの人気連載漫画並みに引き延ばされたヴァーサ号特集も、これで最後になります。 「ヴァーサ号を造る」ことは、1620年代の一大プロジェクトでしたが、沈んだヴァーサ号を引き揚げることは、1950年代の一大プロジェクトでした。この記事…

ストックホルム3D ヴァーサ博物館④ヴァーサ号を造ろう!

内容的には、前回の「1628年当時の暮らし」の続きなのですが、写真容量の関係で、別立てにしました。今回は、ヴァーサ号を造るための大工道具や、造船時を再現した人形などの写真をお見せします。 ▲いろんな大工道具。聴くものに春はのどけき鑿かんな…という…

ストックホルム3C ヴァーサ博物館③陸上の暮らし

ヴァーサ号博物館には、船上だけでなく、1628年当時の陸上の暮らしも紹介されています。今回は、そのご紹介です。 ▲入ってすぐのところにいる農家の人々。時間とともに光の当たり方が変化する展示がとても良い! ▲レンブラントに出てきそうな人たち ▲来館者…

ストックホルム3B ヴァーサ博物館②船上の暮らし

ヴァーサ号博物館特集の2回目です。 博物館に展示されている本物のヴァーサ号は、船の外観を見ることはできても、乗ることはできません。でも、中身の気になる人のために、ヴァーサ号の2階部分を再現した、「ヴァーサ号体験コーナー」があります。前回ご紹介…

ストックホルム3A ヴァーサ号博物館①ヴァーサ号とは?(続き)

ひとつ前の記事の続きです。 ▲フォルムが美しい ▲脱出用(?)ボート。転覆事故で、どの程度の人が脱出できたかはわかっていないようです。 ▲大きな錨がいっぱい!全部、わたしの身長より高いです。 ▲知盛専用・巨大錨 ▲縄もぶっとい ▲大砲のレプリカ ▲地下…

ストックホルム3A ヴァーサ号博物館①ヴァーサ号とは?

今回から5回にわたり、ストックホルム・ユールゴーデンのヴァーサ号博物館を紹介したいと思います。 ヴァーサ号とは何か? 30年戦争(1618-48)中、対ポーランド戦を意識して、スウェーデン王グスタフ・アドルフ(後に30年戦争で戦死。世界史の教科書に載る…

ストックホルム2C 市庁舎

今回は、市庁舎の外観と、外にあるユニーク・オブジェたちをご紹介します。 ▲この日の市庁舎。3月も半ばになり、メーラレン湖の氷も解け始めていました。 ▲中庭にあったかわいくないダーラナ馬 ▲カッコいい門 ▲「ヴィーナスの誕生」ごっこが出来そうなホタテ…

ストックホルム2B 市庁舎(中編)

ひとつ前の記事の続きです。 ▲鏡の間の入り口にある、ものすごいゴブラン織り。ちなみにここで結婚式が行われます。外国人もOK! ▲鏡の間のシャンデリア ▲鏡の間を撮影する、ジャパニーズ・カメラ・ウーマン(わたしですが) ▲鏡の間の向かいにある、プリ…

ストックホルム2A 市庁舎(前編)

今回の滞在では、前回行けなかったところを精力的に回りました。その一つが、ストックホルム市庁舎です。まずは、市庁舎の場所から。ストックホルムの全体図は、ひとつ前の記事をご覧ください。 実はわたしは、初めての海外旅行は北欧です。高校1年の夏休み…

ストックホルム1 メーラレン湖

今日から4回にわたって、スウェーデンの首都ストックホルムの魅力を紹介しようと思います。まずは、ストックホルムの地図から。 ▲こんなふうに、ストックホルムは湖に浮かんでいます。 「ストック」は、「丸太」、「ホルム」は「小島」の意。地図の中央にあ…

82歳の友だち

すみません、ばたばたしていて、21日中に更新できませんでした。 時は移り、3月。ある水曜日、ストックホルム郊外に住む友人のEさんを訪ねました。Eさんは御年82歳。出会ったのは、2007年夏、電車の中でした。 研究している作家ラーゲルレーヴは、ノルウェー…

ラップランドの旅6 キルナ市内観光、そして再びウップサラへ

キルナ滞在最後の日。この日は、できれば鉱山に行きたかったのですが、事前に予約が必要だと聞いていたので、だめかもしれないと思っていました。前の日が日曜日で、観光案内所も閉まっていたので(キルナ市内は日曜日、ほとんどのお店が閉まります。あいて…

ラップランドの旅5B すてきなオーロラ(後半)

一つ前の記事の続きです。 これまでに見たものは、写真などで確認すると、光が強くなったり弱くなったり、移動したりしているのが分かるのですが、目で見ると、動かない緑のもやのようでした。ところが、ある時に急に出てきた刻一刻と強くなっていくオーロラ…