さかなのためいき、ねこのあしおと

スウェーデン滞在記。現地時間の水曜日(日本時間の水曜日午後~木曜日午前中)に更新します。

行事(ウップサラ)

もうすぐ帰国

ウップサラで記事を更新するのは、今日が最後です。みなさん、読んでくださり、ありがとうございました。こちらの友だちもですが、日本のみなさまにも、たくさん支えていただきました。お会いできる日を楽しみにしています。 明日から、引っ越しや、最後の資…

お別れ

今日は、みんなでわたしのお別れパーティを開いてくれました。 ウップサラに来た時は、スウェーデン語はほとんど分からないし(とにかく聞き取れない)、どうせ半年しかいないんだし、そのうちの半分は夏休みだし、ここは資料集めのために来たんだからと思っ…

リンネ・ハンマルビュー2 森の孤独

リンネは、植物学者ですから、自宅のまわりも、森に囲まれています。もう9月で、花はほとんど枯れていたので、植物園はちょっと残念でしたが、この森は、すばらしかったです。苔の生した岩がごろん、ごろんとおいてあって、木が茂ってて、秋の初めで、雨が降…

夏至祭・ちなみに~原始、女性は太陽であった

ドイツでは、ヒトラーが夏至祭を盛大に祝ったため(火を焚くものだったらしい)、現在は、夏至祭はやらないそうです。ただ、南ドイツでは、聖ヨハネのお祭はひっそりとやるそうで、ランタンを持って行列するんだとか。友だち曰く、「ドイツで夏至祭を祝うの…

夏至祭3~踊らにゃソンソン

建国記念日との違いは、一般の人もステージやメイポールの周りで踊ること。親子や年配カップル、子ども同士が一緒に踊ったりして、こういうのは、楽しいですね。

夏至祭2~歌と踊り

この日も、建国記念日と同じく、民族衣装を着た人たちが、音楽を演奏し、踊りを踊ります。 写真だと分かりにくいですが、ピンクのショールの女性が弾いている楽器は、北欧特有の楽器で、ニッケルハルパといいます。日本でも、朝日新聞だったかで紹介されたこ…

夏至祭1~メイポール

先週予告したとおり、6月20日と21日、ガムラ・ウップサラに夏至祭に行きました。最初は、20日だけの予定だったのですが、21日になって、ドイツ人の友達に一緒に行こうと誘われ、結局2日行きました。 20日は、ひたすら写真撮影、21日は、友だちと楽しく、とい…

夏至前夜の7つの花

明日は夏至。スウェーデンが、多分クリスマスの次くらいに盛り上がる日です。 キリスト教圏(北欧もですが)では、夏至のお祭は、「洗礼者ヨハネの祝日」に統合されています。洗礼者ヨハネは、イエスに洗礼を授けた人物で、イエスの半年前に生まれたことにな…

ガムラ・ウップサラ ヴァイキング祭5~かがり火

この日の最後の行事が、丘の上に上って火を焚く行事。ヴァルボルイにかがり火を見れなかったわたしには、嬉しいオマケでした。王の丘自体が重要な遺跡なので、まきではなく、バーベキュー用の鉄皿の上で火を焚いたのですが、参加者も松明を入れられるように…

ガムラ・ウップサラ ヴァイキング祭4~丘での戦闘

3日間のうち、この日限定だったのが、「王の丘」での戦闘。この丘は、登ってみると結構急で、スピード感では広場に負けましたが、何よりシチュエーションが楽しい。 写真は、午後7時と8時の間です。明るいですね。

ガムラ・ウップサラ ヴァイキング祭3~王の丘

ガムラ・ウップサラの名物に、3つ並んだ人工の丘があります。これは、ヴァイキング時代に、平地だったここで死者を火葬し、粘土などを盛り土してできたものだそうです。ガムラ・ウップサラの他の場所からは、船葬墓(棺が船の形をした、土葬の墓)も出ていて…

ガムラ・ウップサラ ヴァイキング祭2~広場での戦闘

ヴァイキング祭では、「ヴァイキング市場」(要は、コスプレした人たちの出店)のほか、出し物があります。「ヴァイキング時代のあそび」というのもあったのですが、どうも何がなんだか分からなくて(九柱戯?みたいな感じだった)、分かりやすく、かつわた…

ガムラ・ウップサラ ヴァイキング祭1~ガムラ・ウップサラとは?

スウェーデンは先週末から、夏休みに入りました。スウェーデンの学期システムは変わっていて、1月から6月はじめまでが「春学期」。春休みはありません。わたしには、昨年10月以来の長期休暇です。 6月には楽しい行事が目白押し!ということで、「建国記念日…

土曜日に更新~スウェーデンの建国記念日

明日、6月6日は、スウェーデンの建国記念日です。ストックホルムに、記念行事を見に行こうと思っているので、そのことについての記事を、こちら時間の土曜日(日本時間だと日曜日になるかも)に更新します。

ウップサラ春祭り~夜の部2 松明行列

実は、この夜の部に、わたしはこの日最大のポカをしました。この日のメインは、なんと言っても、大きなかがり火です。ヴァルボルイの夜は、北欧神話の主神オーディンが死ぬために、生者と死者の境界が弱くなるんだそうで、悪霊・死靈を追い払うためにかがり…

ウップサラ春祭り~夜の部1 春の歌

長くかかりましたが、ウップサラ春祭りの連載は、今日で終わりです。 ウップサラは、町のはずれが小高い丘になっていて、この丘の上に、前回ご紹介した図書館と、ウップサラ城があります。春祭りの日は、夜の9時から、このお城の前の広場で卒業生が春の歌を…

校内マラソン大会

昨日は、大学の主催するマラソン大会がありました。マラソンといっても、多分3~4kmですが。 「走っても歩いてもよい」などと聞いていたし、特にエントリーも必要なかったので、そんな本格的なものとは思わず、普段着で行ったのですが、会場に着くと、走る気…

ウップサラ春祭り~帽子振り2 すてきな帽子たち

帽子振りが意外にあっさり(5分くらいで?)終わったあとは、町に繰り出して騒ぎます。というか、帽子振りに行く前から、町中にシャンパンのにおいが立ち込めて、わたしは飲んでないのに酔っ払いそうでした。北欧の人は、お酒が好きですからね。 この日は、帽…

ウップサラ春祭り~帽子振り1 図書館前

ウップサラ春祭りの続きです。 午後の部のハイライトは、図書館前で行われる「帽子振り」です。 すでに何度か書きましたが、ウップサラ大学は、北欧最古の由緒正しい大学で、「ウップサラ大学の学生である→かっこいい!」ということになっています。あ、わた…

ウップサラ春祭り~いかだレース4 My Favorites

今週の最後は、わたし的にもっともツボだった三つのいかだをご紹介したいと思います。ほかにもいいの、たくさんあったんですけどね。ちなみに、最初の記事の三番目のドラゴンいかだは、泣く泣くベストスリーから削ったものです。 写真の順番は、カウントダウ…

ウップサラ春祭り~いかだレース3 戦いの後

いかだは、発泡スチロールでできていて、壊れるのもでてきます。攻撃されて壊れるのもあれば(少数)、勝手に崩壊するものもあります(多数)。この記事は、壊れたいかだ特集です。 最初の写真は、反ったところが折れちゃった決定的瞬間。多分この三人は、物…

ウップサラ春祭り~いかだレース2 激しい戦い

学生とは、「荒々しくハメを外すもの」と相場が決まっていて、このいかだレースでも、近くに別のいかだがあると、両者相寄って激しい戦いが始まります。この記事は、「激しい闘い特集」です。 戦いといっても、当然暴力は禁止なので、いかだから水を出すため…

ウップサラ春祭り~いかだレース1 ヴァルボルイとは?

大変お待たせしましたが、「春祭り」の記事を更新します。今日だけでは終わらないので、来週に続きます。 4月30日、スウェーデン全土で、「ヴァルボルイValborg」、別名「4月の終わり」というお祭があります。ヴァルボルイは、悪魔祓いの守護聖女で、ドイツ…

復活祭・後半戦

金曜日から、正式な復活祭が始まり、月曜日まで毎日、ウップサラ大聖堂に通いました。なんという贅沢な日々。金曜日は教会で礼拝のほかに、ヘンデルの『ヨハネ受難曲』のコンサートがあり、土曜日は深夜にろうそくの明かりだけで行う「光と祈りの礼拝」(こ…

復活祭・聖木曜日~魔女の集会

今週の日曜日は復活祭。復活祭前の木曜日の今日は、Skärtorsdag(聖木曜日)と言い、一連の復活祭の初日に当たります。おなじみGoogleも、スウェーデンでは復活祭仕様になっていましたよ。 昨年の復活祭の記事にも書きましたが、復活祭は、聖書に書かれたイ…

ウップサラ4 灯篭流し

8月6日、フリス川沿いを歩いていると、灯篭流しをしていました。まさかウップサラで灯篭流しが見られるとは思っていなかったのでびっくりしました。もちろん、このような問題とその取り組みに関して、いろんな意見はあると思いますが、やはりうれしくて、つ…

ざりがに・パーティー

スウェーデンの夏の風物詩といえば、ざりがにです。今年は8月1日が解禁日だったのですが、前の週から、スーパーでもざりがに・パーティーグッズを売っていました。ポップでは、ざりがにが楽しそうに踊っています(ざりがには、別に楽しくないと思いますが)…