さかなのためいき、ねこのあしおと

スウェーデン滞在記。現地時間の水曜日(日本時間の水曜日午後~木曜日午前中)に更新します。

2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ヴェルムランド紀行6 「ラーゲルレーヴ中尉の誕生日」~ポルトガリヤの皇帝さん

学会の次の日、8月17日は、ラーゲルレーヴのお父さんの誕生日でした。 すでに何度かブログや論文で書いたので、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、ラーゲルレーヴ家は、もともと裕福な地主でした。しかし、近代化に伴って家は没落し、お父さんはさま…

ヴェルムランド紀行5 モールバッカ

学会の次の日は、去年もご紹介したラーゲルレーヴの生家「モールバッカ」に行きました。去年より一週間遅かったせいか、りんごが赤く色づき始めていました。そろそろ夏は終わるようです。 一番上の写真は、家の前にある日時計です。この日は曇っていて、残念…

ヴェルムランド紀行4 湖畔の教会

学会の日の夜、「グレースマルク教会」という、小さな湖畔の教会で、コンサートがありました。もうここは、ノルウェーとの国境まで数マイルというところだそうです。 お墓の背景に水があって、それはきれいでした。ちょうど、小学校の新学年が始まる前の最後…

ヴェルムランド紀行3 学会~スウェーデン語15時間

この記事、無駄に長いです…。すみません。 去年は、たくさんのラッキーな出会いが重なって、現在のウップサラ留学にこぎつけたわけですが(詳細は一番下の去年の記事参照)、今回も、なかなか運命的な出会いがありました。 今年は、ラーゲルレーヴ生誕150…

ヴェルムランド紀行2 スンネ~橋の町

ラーゲルレーヴの生まれたモールバッカという村は、ヴェルムランドの中でも、「スンネ郡」に位置し、その「スンネ郡」の中心地は、スンネという町です。ラーゲルレーヴ作品には、「ブロービュー(橋の町)」という名前で登場し、立派な教会もあります。 今回…

ヴェルムランド紀行1 ああうるわしのヴェルムランド

前回の更新でお知らせしたとおり、先週末は学会のため、ヴェルムランドに行ってきました。ヴェルムランドはノルウェーとの国境付近の地域で、州都カールスタッドまでは、ストックホルムから電車で3時間かかります。今回学会のあったスンネは、カールスタッ…

来週以降の更新予定

長々とお付き合いくださり、ありがとうございました。 来週は、ヴェルムランドで「ラーゲルレーヴ学会」があるので、記事が更新できません。今回のゴットランド情報も、本当はもう少しゆっくりじっくりお知らせしたかったのですが、そうすると途中で一週あい…

ゴットランド紀行8~バルト海

ゴットランドの二日目の朝、バルト海に臨む海辺を散歩しました。わたしには、これがすごくリフレッシュになりました!この日は、美術館が開くまでの朝の2時間、町を歩くことにしていたのですが、そのうち一時間は、海辺を歩いてしまいました。ヨーロッパは湿…

ゴットランド紀行7~ハンザ都市

ヴィスビューは、ハンザ都市の一つで、現在も立派な港があります。昨年9月にご紹介したドイツのリューベックとは、ハンザ都市つながりで、現在では姉妹都市の協定を結んでいますが、16世紀、ヴィスビューはリューベックに焼かれています。 以下は、昨年のリ…

ゴットランド紀行6~薔薇

ヴィスビューは、「薔薇と廃墟の町」という名で呼ばれる、ロマン派好みの町です。街中に、きれいな花がたくさんありました。

ゴットランド紀行5~中世祭

実は、今回ゴットランドに行ったのは、「中世祭」に参加するため(またかよ、っていう突っ込みは禁止)。毎年、8月の最初の土曜日から、第二週の日曜日までやっていて、今年で25周年を迎えます。実は昨年行きたかったのですが、学会と重なっていけず。今年は…

ゴットランド紀行4~廃墟

スウェーデンは、12世紀ごろからカトリック化が顕著になり、ゴットランドでも、13世紀、14世紀ごろに、石造りの立派な教会がたくさん立てられます。が、16世紀にルター派プロテスタントが導入されるとそのまま放置され、現在は廃墟になっています。 今回、わ…

ゴットランド紀行3~城壁

ゴットランドは、周囲に中世の城壁がほぼそのまま残っています。こういうものを見ると、テンションが上がります。

ゴットランド紀行2~白い島

ゴットランドは、海老や蟹などの甲殻類の死骸が積もってできたそうで、島全体が石灰岩です。そのためか、赤い屋根以外は、島全体が白っぽく、波打ち際には丸い石がたくさん転がっています。 海から丘になっているところに町があるので、坂道が多いです。バス…

ゴットランド紀行1~ゴットランド島とは

昨日・今日と二日間、ゴットランド島のヴィスビューに行ってきました。ゴットランド島は、バルト海に浮かぶ、スウェーデンで一番大きな島で、ヴィスビューはその中で一番大きな町です。日本では、「ゴットランド島」という名前自体は、あまり知られていませ…

もう一羽の黒い鳥~クロウタドリ+通信簿の若返り

黒い鳥といえば、スウェーデンの国鳥は、クロウタドリです。小さくてわからないと思いますが、1番目の写真がそれで、くちばしはオレンジ、とてもきれいな声で歌います。 この鳥は、実はわたしにとっては曰くつきの鳥でして、高校生のころ、エリザベス・ジョ…

もう一つのウップサラ名物~コクマルガラス

ウップサラといえば、北欧最古の大学「ウップサラ大学」や、北欧最大の教会「ウップサラ大聖堂」が有名で、これまでにも何度か写真を載せてきましたが、今日はちょっと変わった名物「コクマルガラスの大群」をご紹介します。一枚目と二枚目の写真の黒いつぶ…