さかなのためいき、ねこのあしおと

スウェーデン滞在記。現地時間の水曜日(日本時間の水曜日午後~木曜日午前中)に更新します。

2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ベルリンの秋

この23日は秋分の日で、ベルリンでも日の暮れは7時でした(まだサマータイムなので、本当は6時)。街路樹の葉も落ち始め、この何日か、月が大きくて、すっかり秋の景色です。 ドイツに来て以来、日本の詩など(詩に限らず、言葉も、出来事も)を急速に忘…

ワイマール2~ゲーテとシラー

ワイマールと言えば、ドイツ古典主義の牙城。ゲーテが宰相を勤め、晩年の(と言っても若いですが)シラーもここに住んでいました。ゲーテとシラーの家は、前回はガイドツアーで回ったのですが(このときのガイドはとても話すのがうまく、シラーの最期を情感…

ワイマール1~城美術館とルーカス・クラーナハ

わたしがドイツに初めて行ったのは2005年の夏。ベルリン自由大学の夏期講習に参加するためで、この時にオプションで、ワイマールに行きました。そのとき仲良くしてたイタリア人の女の子と一緒に回ったのですが、このワイマール滞在は、わたしの記憶の中で、…

ライプツィヒ3~メンデルスゾーン

メンデルスゾーンもライプツィヒ生まれで、生家を訪ねました。こちらは中心部から離れたところにあり、行くのが大変でした。もっと離れたところには、シラーが『歓びの歌』を作詞した家というのがあったのですが、こちらには行けず、残念でした。

ライプツィヒ2~ファウスト

ライプツィヒは、工業都市・商業都市であると同時に、歴史の古い、文化の街でもあります。バッハが死んだ(27年間住み、聖トマス教会でオルガンを弾いていた)のも、ワグナーが生まれたのもライプツィヒ。また、ゲーテが学生時代を過ごしたということで、フ…

ライプツィヒ1~オリンピック

前半に行った所の中で、ライプツィヒは今回が初めて。卒論で書かない?と勧められた作家クリスタ・ヴォルフが長年住んだこともあり、行ってみたかった街のひとつです。工業都市として、文化・芸術の町として、また大学町として有名です。少し前の話ですが、こ…

再びドレスデン4~ザクセン民俗博物館

時間はきつきつでしたが、人形のコレクションで有名なザクセン民俗博物館(イェーガーホフ。最初の写真は入り口に立っているイェーガー=狩人です)にも行くことができました。クリスマスのクリッペ(幼子イエスのところにいろんな人や動物が集まっているパノ…

再びドレスデン3~遊覧船に乗ってエルベ河観光

今回は観光客らしく、遊覧船に乗ってエルベ河下りもしました(ドレスデンの市街地周辺のエルベ河流域は、世界遺産になっています)。雨が降っていないので水量が少なく、景観は少し残念でしたが、蒸気船に乗れて楽しかったです。風の強い日で、河原では子ど…

再びドレスデン2~ケストナー博物館

前回思いに思って行ったのに、結局ゆっくり見れなかったケストナー博物館も、今回はゆっくり見れました。最初の写真は、博物館の塀に座っているケストナー像(はじめて行った時は、別の入り口から入ったので気づきませんでした)。2番目は、しょっちゅう隣…

再びドレスデン1~旧市街

ドレスデンは2月・3月に2ヶ月ほど滞在したのですが、ゆっくり観光するのは今回が初めて。懐かしい場所でもあり、以前は見落としていたものを見つけたり、行けなかったところに行けたりして、うれしい滞在でした。 ツヴィンガー宮殿は立派で、いろんなとこ…

ベルリン市内見物

この閑散としたブログも、しばらく見ていない間に訪問者1000人を数えました。長大なモノローグ・ブログにもかかわらず、毎日コンスタントに2~3人来てくださっているようで、ありがたいことです。 さて、祖母がドイツに滞在したのは10日間ほど。最初…

来週はお休みします

明日から2週間ほど祖母が来るので、来週の更新はお休みします。祖母と北ドイツをいろいろ周るので、再来週以降は、そのことについて。写真は、スカンセンにいた動物たちです。

ストックホルム6 リンドグレーン2~ダーラ通り46番地

最初の写真は、ウップサラにいたときに偶然見かけたチラシですが、これ、若いころのリンドグレーンです。ストックホルムで開催されているリンドグレーンの写真展のチラシで、プライベートアルバムから取った未公開写真多数というので、こちらも行ってきまし…

ストックホルム5 リンドグレーン1~ユニバッケン

今年は、リンドグレーン生誕百年ということで、スウェーデンでは、とりわけ派手にいろいろやっていました。 スウェーデンに行く前、スカンセンのほかにもう一つ行こうと思っていたのが、リンドグレーンのテーマパーク「ユニバッケン」です。スカンセンと同じ…

ストックホルム4 スカンセン

スカンセンは、1891年にオープンした野外博物館で、スウェーデン各地から、様々な建物を移築しています。職員も、民族衣装着用という徹底ぶりで、ストックホルムでぜひ行ってみたい場所のひとつでした(リンドグレーン「うすあかりの国」『親指こぞうニルス…