2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧
この学会のハイライトは、ラーゲルレーヴ『地主屋敷の物語』のお芝居のプレミア公演を見る、というものでした。車でしかいけない田舎の、小さな劇場でやるということで、正直、あまり期待していなかったのですが、これが、すばらしい舞台でした!! 実は、わた…
8月12日の学会は、ラーゲルレーヴ『イェスタ・ベルリングのサガ』の舞台となったロトナロス(作中ではエケビュー)でありました。ホテルから2キロほどだったので、フリーケン湖沿いを歩いていきました。最初の写真は、ロトナロスへの途上で見たフリーケ…
ヴェルムランドに泊まった日の夕方、霧が出たので見に行きました。生まれて始めてきりの中を歩いたのですが、もうくつがぬれるどころの騒ぎではありません。 ヴェルムランドは、ノルウェーとの国境にあり、スウェーデンの中でも独特の景色を持っています。ラ…
おかげさまで、24日夜、無事ベルリンに帰ることができました。この日は、一人でケバブとビール(ベルリーナ・キンドル)で乾杯しました。ちなみに、スウェーデン語で「乾杯」のことを「スコール skål」といいますが、この語の語源は「頭蓋骨(スカッレ) s…
ストックホルムには、やたらたくさんの銅像があり、すてきなものもいろいろありました。中にはかわいそうに落書きされたものもありましたが(こういうのは通常は許しがたいですが、ひとつ、ひざにHej!(ヘイ!)と書いてあるものがあり、不覚にも笑ってしまい…
ストックホルムは、交通の要所であり、中世に要塞都市として始まりました。現在「旧市街(ガムラ・スタン)」と呼ばれている島が、元祖・ストックホルムです。「ストックホルム」の「ストック」は「丸太」、「ホルム」は「島」という意味で、島のぐるりに丸…
ストックホルムは、バルト海の入り江の奥、メーラレン湖という湖に浮かぶ、大小さまざまの島(確か、その数2万以上)から成っています。こういうところを日本語では多島海、英語etcではアーキペラゴといいます(ここでにやりとしたあなたは、『ゲド戦記』フ…
モールバッカのラーゲルレーヴの家の裏には、森があり、「バック・カイサの道」という遊歩道がつけてあります。バック・カイサは、ラーゲルレーヴの乳母の名前で、ラーゲルレーヴが歩けない間、この乳母がラーゲルレーヴをおんぶしてどこにでも連れて行った…
ラーゲルレーヴは、3歳のころ、突然足が麻痺して歩けなくなりました。一年後、一家で療養のために温泉旅行に行くのですが、乗っていた船の船長室に「楽園の鳥」がいると聞いたラーゲルレーヴが立ち上がり、船長室まで歩いていった、というエピソードがありま…
更新が遅くなり、申し訳ありません。 8月12日、〈セルマ・ラーゲルレーヴ協会〉の学会があり、初めて参加しました。来年の生誕150年際の前哨戦ということで、例年のようにストックホルムではなく、ラーゲルレーヴの故郷ヴェルムランドでの開催でした。…
8月6日、フリス川沿いを歩いていると、灯篭流しをしていました。まさかウップサラで灯篭流しが見られるとは思っていなかったのでびっくりしました。もちろん、このような問題とその取り組みに関して、いろんな意見はあると思いますが、やはりうれしくて、つ…
ウップサラも、忙しくて結局ほとんどどこも見れませんでしたが、とにかく日は長かったので、ジョギングは結構しました。フリス川をジョギングしながらひたすら下ると、牧場に出ます。牧場と川の間の小道がとてもいいジョギングスポットでした。
ウップサラは、南北に細長い町で、その中心を川が通っています。スウェーデン語には「川」という意味の単語が三つあり、辞書を見ると、 å=小川(独=スウェ辞典を見ると・・・kleiner Fluss, Flüsschen, Bach) flod=川(Fluss, Strom, Flut) älv=河(Fluss…
スウェーデンの夏の風物詩といえば、ざりがにです。今年は8月1日が解禁日だったのですが、前の週から、スーパーでもざりがに・パーティーグッズを売っていました。ポップでは、ざりがにが楽しそうに踊っています(ざりがには、別に楽しくないと思いますが)…
7月30日、イングマール・ベルイマンが亡くなりました。ウップサラ出身ということで、今週のブログで紹介(するほど知らないですが)しようと思っていた矢先でした。その日の夕方、スーパーに行くと、夕刊の見出しに大きく出ていて、その新聞はもとより、テレ…