さかなのためいき、ねこのあしおと

スウェーデン滞在記。現地時間の水曜日(日本時間の水曜日午後~木曜日午前中)に更新します。

ストックホルム2B 市庁舎(中編)

ひとつ前の記事の続きです。
 
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▲鏡の間の入り口にある、ものすごいゴブラン織り。ちなみにここで結婚式が行われます。外国人もOK!
 
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▲鏡の間のシャンデリア
 
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▲鏡の間を撮影する、ジャパニーズ・カメラ・ウーマン(わたしですが)
 
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▲鏡の間の向かいにある、プリンス・エウシェーンの絵。
 
ちなみに。プリンス・エウシェーン(ネルケ公、Prins Eugen, hertig av Närke/1865-19470)は、スウェーデンの前国王(現国王の祖父)の弟で、カール・ラーションなど多くの画家のパトロンとなり、美術収集家としても有名ですが、自分でも絵を描きました。その一枚がこれ。「メーラレン湖」の記事でご紹介したユールゴーデンには、この人のコレクションを集めた美術館があるほか、2005年には、この人の名前を関した美術賞も設立されたようです。
戦時中は、ユダヤ人の亡命運動に参加しており、ネリー・ザックスのヴィザの発給にも尽力しています(飯吉光男さんだったか生野幸吉さんだったかが、ザックスの本のあとがきで書いていました)。…が、このことは有名でないらしく、ガイドの人に、「このプリンス・エウシェーンて、ナチス時代にユダヤ人の亡命を助けた人ですか?」と聞いたら、「知らないけど、違うと思う」という返事が返ってきました。帰国後に調べたら、同一人物でした。
 
さて、話を戻して。
 
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▲今回の会心のショット。鏡の間を去り際に移した一枚。
 
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▲お待たせしました!ノーベル賞の受賞パーティーが行われる、黄金の間に到着です!
 
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▲正面に見えるメデューサっぽい人物は、メーラレン湖を擬人化した「メーラレンの女王」。
 
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▲後ろにはストックホルムの街が、
 
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▲正面向かって右にはスウェーデンの歴代芸術家が、
 
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▲左には歴代のスウェーデン王が描かれています。
 
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スウェーデン王グスタフ・ヴァーサ
 
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▲よくわからないけど、歴史的な出来事。
 
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▲ガイドツアーが終わって、青の間に戻ってきました。
 
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▲青の間にあったピアノ。今回は、受賞講演台にはお目にかかれませんでした。
 
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ミュージアム・ショップ
 
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▲明かりが渋い
 
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スウェーデンのお土産の定番、ダーラナ馬。普通は赤と青なのですが、年ごとに限定生産スペシャル版が出ます。白地に赤は2010年度のもの。(ここでではありませんが)もちろん買いましたとも。研究室に飾ってあるので、見に来てくださいね。
 
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▲見学が終わって外に出ます。太陽がまぶしー
 
次週もしつこく市庁舎。今度は外観をお見せします。お楽しみに!