さかなのためいき、ねこのあしおと

スウェーデン滞在記。現地時間の水曜日(日本時間の水曜日午後~木曜日午前中)に更新します。

Tempra-Party

予定していた13日から、気が付けば一週間もたってしまいました。すみません。しかも、ガムラ・ウップサラの写真データを東京に置いたまま帰省してしまったので、今日は、ガムラ・ウップサラの夜の星空写真が更新できません。続きは上京後ということにして、今日は、実家のパソコンにもデータのあった、テンプラ・パーティのことを書きたいと思います。
 
今回の北欧滞在は、資料集めのためもありますが、2008年にお世話になった人たちに、お礼行脚をするためでもありました。帰国が迫った3月下旬、借りていたアパートにウップサラ大学文学部の先生と学生たちを招いて、日本食パーティをしました。
 
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▲準備ができたテーブル
 
これから海外でそういったことをされる方もいると思いますので、喜ばれるメニューを書いておきますね。
 
【ジャガイモの天ぷら】
一番人気でした。費用も安いし。
 
【人参と玉ねぎのかき揚げ】
こちらも好評。ただし、スウェーデンの包丁は切れないので、予定があるなら、日本からピーラーと包丁だけ持っていくといいと思います。
 
天ぷら系が一番時間がかかります。あと、人数が多いと、かなり油をたくさん使うので、大きめのを買うといいと思います。
 
【手まり寿司】
日本から、ミツカンの寿司の素を持っていきました。おいしいのですが、細かく切った野菜ばかりで、ちらし寿司にするとあまり見栄えが良くないので、ボール状に丸め、サーモンを乗せたものとのりを乗せたものを作りました。
お米とのりは、ウップサラのスーパー(スウェーデン全土にあるICA)の「寿司コーナー」で買いました。
 
ご飯はお鍋で炊きました。ご飯を炊くとき参考にしたのは、以下のサイトです。
 
 
【おにぎり】
梅干し味と魚系のふりかけを混ぜて作ったのですが、あまり評判がよくありませんでした。以前、ドイツ人とブラジル人に白いご飯を出したこともありますが、これもウケが悪かったので、今度からは、ご飯系は寿司一本に絞ろうと思います。
 
【鶏の照り焼き】
スーパーにみりんと醤油があったので作りました。これは評判よかったですし、簡単なので、スウェーデン人にも教えてあげられます。天ぷらはちょっとね…。
 
【卵焼き】
フライパンが大きく、うまくできなかったのですが、これも評判でした。だし巻き卵ではなく、砂糖たっぷり(きめの細かい砂糖がなかったので、グラニュー糖で作りました)、塩少々で味付けします。
 
全体的に言えることとして、ヨーロッパの人に喜んでもらうには、日本で食べるよりも少し、味を濃くするといいと思います。
 
【お酒】
スウェーデンは、アルコール被害が深刻なため、ビールやワインなどアルコール度数が低いもののほかは、「システムボーラーグ」という、いわゆる専売公社でしか買えません。そこに日本酒を売っていたので、購入しました。これは結構高くつきました。
ビールやワインは安いので、量を稼ぐためにそちらを出して、人が減ってから日本酒を出すほうがいいかも。また、日本を出国するとき、免税店に有名なお酒がたくさんあるので、荷物があまり重くなければ、買って行ってもいいかもしれません。
 
今回は、結果的には、日本から持って行ったものは寿司の素だけでした。今、スウェーデンやドイツは日本食ブームなので、食材は手に入れやすいです。
 
醤油やみりんなどの調味料やお米が手に入らなければ、ヨーロッパの食材だけでできる、天ぷらと卵焼きだけでもいいと思います。
 
当日の参加者は20人強で、いろいろお土産をもらいました。
 
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▲プロのトランペット吹き兼文学研究者のPさん(アームストロング的なスキンヘッドが、かっこいい!)がくれた包み。中身は、コスタボーダのろうそく立てでした。
 
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▲指導教員のJ先生(渋くてかっこいい!忙しい人で、出現率の低さははぐれメタル並み)がくれた包み。中身は、ラーゲルレーヴの初版本でした!
 
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▲学生たちがみんなでくれたCDと寄せ書き。CDは、「チャカ♪チャカ♪チャカ♪ウー」みたいな感じの曲であまり理解できませんでしたが、全員のサイン入りなのがうれしかったです。左側には、「ウップサラにいるあなたの友人たちから、心を込めて」と書いてあります。
 
全員で日本語で乾杯したあと、まったりとパーティは進み、人が少なくなってからは、わたしの部屋に集まって、ガールズトークに花を咲かせました。
 
片づけをすると(食洗機万歳!)、寝たのは4時でしたが、やってよかったパーティでした。