さかなのためいき、ねこのあしおと

スウェーデン滞在記。現地時間の水曜日(日本時間の水曜日午後~木曜日午前中)に更新します。

ストックホルム2A 市庁舎(前編)

今回の滞在では、前回行けなかったところを精力的に回りました。その一つが、ストックホルム市庁舎です。まずは、市庁舎の場所から。ストックホルムの全体図は、ひとつ前の記事をご覧ください。
 
イメージ 7
実はわたしは、初めての海外旅行は北欧です。高校1年の夏休みに、旅行好きの祖母に連れられて団体旅行に参加したのがそれでした。…という話をすると、「それで北欧に憧れたの?」と聞く人が多いのですが、順序は逆で、小学校のころから北欧が好きだったので、祖母が高校受験合格祝いに海外旅行に連れて行ってくれると言った時、北欧をリクエストしたのでした。
 
その時に行って、特に印象に残っているのが市庁舎でした。これは、平和賞以外のノーベル賞の授賞式がある建物で(受賞講演演説用の机に立って写真を撮ったのはいい思い出)、その年の冬に大江健三郎ノーベル賞を受賞し、見たばかりの内部がテレビに映ったのを見て感激したのを覚えています。ちなみに、ノーベルはストックホルム生まれのスウェーデン人ですが、平和賞のみ、ノルウェーの国会が選出し、授賞式もオスロ市庁舎で行われます。これは、ノーベル賞設立時には、ノルウェースウェーデンは同君連合だったためとされています(今はどちらも君主国で、それぞれ王様がいます)。
 
ストックホルム市庁舎はすてきな建物で、メーラレン湖畔に立っています。ラグナル・エストベルイの設計で、1923年に完成した、ヨーロッパの市庁舎としては比較的新しい建物です。Wikipediaには、早稲田大学の大隈講堂のモデルと書いてあるのですが、早稲田大学の大隈講堂紹介ページには、ストックホルムのムの字も出てきません。この市庁舎、2008年滞在時にも外観は何度も見たのですが、中に入る機会がありませんでした。
 
現在も市議会で使っている建物なので、見学はガイドツアーのみ。スウェーデン語と英語があり(英語の方が多い)、わたしはスウェーデン語の方に参加したかったのですが、時間が合わず、英語のツアーに参加しました。中においてあるパンフレットは、日本語もあります。ツアー参加者はスペイン人の団体旅行客が多かったですが、アメリカ人と、日本人もわたしのほかに3人いました。内部は撮影OKですが、一部屋だけ、フラッシュ禁止の部屋があります。
 
存分に写真を撮りましたので、三度に分けてご紹介します。たっぷりどうぞ。
 
イメージ 1
▲メーラレン湖に浮かぶ市庁舎
 
イメージ 11
▲ガイドツアー参加シール。これを胸に貼ります。
 
イメージ 14
▲すてきな調度品。説明はありませんでしたが、たぶんノーベル賞の晩餐会の食器。真ん中にノーベルメダルチョコ(?)が5個(ストックホルムで授賞式が行われる賞の数だけ)おいてあります。
 
イメージ 15
▲最初に通される「青の間」。水の都ストックホルムの市庁舎として、当初は青く塗られる予定でしたが、作ってみるとこの方がよかったので、塗らないままになったそうです。
 
イメージ 16
▲ノーベルメダルが壁に貼ってあります。
 
イメージ 17
▲拡大するとこんな感じ。
 
イメージ 18
▲天井がたかーい!
 
イメージ 19
▲階段を上って次の部屋に向かいます。一部屋ごとの時間が決められているので、効率的に写真を撮らなくてはなりません。
 
イメージ 2
▲廊下の途中にあった宝箱。開けるとモンスターが出てきそうです。
 
イメージ 3
▲廊下の途中にあった…なんだろ?机と椅子コーナー
 
イメージ 4
▲廊下の壁にあった騎士の像
 
イメージ 5
▲お待たせしました!次の部屋、市議会のある部屋に来ました。机の上の黒い台には、市議会議員の名前が彫ってあります。
 
イメージ 6
▲格調高い議長席
 
イメージ 8
▲シャンデリアの向こうにあるのは、傍聴席。天井などのつくりは、ヴァイキング船をイメージしたものです。
 
イメージ 9
▲宇宙が描いてある、テンションの上がる天井
 
イメージ 10
▲会議室から見える景色
 
イメージ 12
▲会議室を出て、次の部屋に向かいます。廊下にすてきなシャンデリア。
 
イメージ 13
▲次の部屋「鏡の間」への入り口です。
 
と、ここで容量がいっぱいになりました。次の記事に続きます。