さかなのためいき、ねこのあしおと

スウェーデン滞在記。現地時間の水曜日(日本時間の水曜日午後~木曜日午前中)に更新します。

ガムラ・ウップサラの昼 1 ガムラ・ウップサラとは

予告していた5日に更新できず、申し訳ありませんでした。
 
3月中旬、午後から夜にかけて、ガムラ・ウップサラに行ってきました。ウップサラの中心部から、バスで15分程度のところにあります。「ガムラ」は「古い」という意味です。3~4世紀ごろのヴァイキング時代の遺跡が残っており、丘の形をした3つの墳墓が残っています。これらは、スノリ・ストルルソン『ヘイムスクリングラ』で、5~6世紀にこのあたりを統治したとされているユングリング王家の3人の王アウン、エーギル、アディルスのものとされています。現在も残る、丘の形をした3つの墳墓が、その王たちのものとされています。ヴァイキングは、火葬の部族と土葬の部族があるみたいですが、この墳墓は火葬墓です。
 
スウェーデンは10世紀ごろからキリスト教化が始まり、1076年に、ガムラ・ウップサラにも教会が立てられます。当時は、ここが「ウップサラ」と呼ばれていたのですが、1258年にウップサラ大聖堂の建設が始まり、1273年に「ウップサラ」は現在の場所へ移転します。ガムラ・ウップサラの教会は、15世紀に火事で焼失します。
 
ガムラ・ウップサラについては、2008年に「夏至祭」「ヴァイキング祭」で詳しく取り上げています。
 
 
 
上記リンクの夏の風景と対比させながら、お楽しみください。
 
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ユングリング王家の3つの墓。昔はこの丘でスキーができたのですが、今は、特別な日を除き、立ち入り禁止です。下記リンクから、ここでスキーを楽しむ人々の写真を見ることができます。
 
 
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▲この寒いのに、結構な数の人がお散歩しています。
 
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▲曲がった木。ここに子どもがまたがっていたら絵になったのですが。
 
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▲この時点で17時20分頃。春分の日を前にして、スウェーデンもすっかり日が長くなりました。
 
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▲正面に見える細長い建物は、はるかに見えるウップサラ大聖堂。
 
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▲3つの丘の先まで来たので、振り返ってぱちり。
 
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▲座れない椅子。帰るまでほぼ立ちっぱなしなガムラ・ウップサラ行きでした。
 
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▲三日月が浮かんでいます。
 
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▲月の影もどこか春らしく
 
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▲観光地ですが、普通の家もあります。
 
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▲丘に日が沈み始めました。
 
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▲影の差す道。急に寒そうに見えてきます。
 
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▲丘の裏側から撮った写真
 
容量の関係で、次の記事に続きます。