スウェーデンに到着したのは、復活祭の期間中。復活祭は、クリスマスのように日付が決まっているのではなく、「春分の日の後、最初の満月の次の日曜日」です。今年は3月20日が春分の日、25日が満月、31日が復活祭でした。満月のすぐ後が春分の年だと4月後半になることもあります。スウェーデンでは、復活祭の前の木曜日から、翌月曜日までがお休みです。
わたしは29日の聖金曜日(スウェーデン語ではlångfredag=長い金曜日と言います)の朝、土曜日の夜、日曜日、月曜日のミサに行ってきました。
中でも一番人が多かったのが、土曜日23時からのミサ。暗闇の中で始まり、司祭さんたちがろうそくの明かりをもって入場、参列者の手元のろうそくに火を灯し、その後、シャンデリアのろうそくにも少しずつ火を灯します。
↓からは、その様子を動画で見ることができます。
Direktsänd påsknattsmässa på påskafton från Uppsala domkyrka - YouTube
2008年に参加した際は、このろうそくがだんだん短くなり、蝋がたれてきて「熱い!熱い!!」となったので、今回は蝋を受け止めるものを持って行ったのですが、16年経ってろうそくが進化し、今回は短くなるまで持っていることができました。
次からは、終わった後の教会外の写真と、帰り道の夜景の写真です。
ちなみに、スウェーデンは「サマータイム」を導入しており、3月末の日曜日午前2時からサマータイムとなります。
土曜日23時から1時間半ほどあったミサが終わり、宿に着いたのが1時、色々やって寝る準備ができたのが1時40分頃。せっかくなので、勝手に時間を合わせてくれるスマホの時刻を眺めていたら、1時59分の次に、2時ではなく3時になり、「うおおぉぉぉお!」となりました。サマータイムが元に戻る時も起きていられたら時計を見てみようと思います。
翌日は復活祭当日。
聖金曜日はイエスが処刑された日なので、短調の悲しい音楽をうたうのですが、日曜日は復活するので長調です。教会を出るときに、参列者には黄色い水仙のお花が配られます。
復活祭期間中は寒くて、一日中マイナス2度とかでした。しかし、冬来たりなば春遠からじ。もうすぐ春です。