さかなのためいき、ねこのあしおと

スウェーデン滞在記。現地時間の水曜日(日本時間の水曜日午後~木曜日午前中)に更新します。

ウップサラ春祭り~夜の部2 松明行列

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実は、この夜の部に、わたしはこの日最大のポカをしました。この日のメインは、なんと言っても、大きなかがり火です。ヴァルボルイの夜は、北欧神話の主神オーディンが死ぬために、生者と死者の境界が弱くなるんだそうで、悪霊・死靈を追い払うためにかがり火を焚くそうです。

ウップサラは、古い町ですが、もともとの「ウップサラ」はここにはなくて、現在のウップサラの北にある「古ウップサラ」が、町の起源なんだそうです。この「古ウップサラ」で、毎年、大きなかがり火が焚かれます。

最初は、「古ウップサラ」にかがり火を見に行くつもりだったのですが、このころはとても忙しく、わざわざバスでそこまで行くのは、正直、荷が重くもありました。それで、大学のHPを見てみたところ、もう一つの記事に書いたウップサラ城の春の歌のことを知ったわけです。ここまではいいんです。テンション上がったし。

…最大の勘違いはこのあと起ります。大学のHPには、「春の歌のあと、松明を灯す」と書いてあったのですが、わたしがスウェーデン語を間違えて、「松明」を「かがり火」のことだと思っちゃったんですねえ。それで、ウップサラ城でも、かがり火を焚くのだと思ったのです。古ウップサラのかがり火も、見たかったのですが、せっかく学生としてここにいるんだし、町中でもかがり火が見られれば、それはそれでいいかな、と、こちらを選びました。春の歌の後、松明行列が始まったので、すかさずついていったのですが、待てど暮らせどかがり火は始まらない。隣にいた学生に聞いたら、「町中ではかがり火は見られないよ」ってことでした。

最初から間違えなかったら、多分わたしは「古ウップサラ」に行っていて、そしたら、春の歌も聞けなかったし、かっこいい旗も見れなかったので、これはこれでよかったのですが、「勘違いで焚き火が見れなかった」ということで、最後の最後に、なんとも後悔の残る春祭りでした。

他のHPにかがり火の写真がありましたので、リンクしておきます。


とはいえ、わたしはわたしで、ここでしか見られないものを見ました。一番上の写真は、お城から見下ろしたウップサラの夜景。二番目、三番目が、松明行列です。