さかなのためいき、ねこのあしおと

スウェーデン滞在記。現地時間の水曜日(日本時間の水曜日午後~木曜日午前中)に更新します。

ウップサラ春祭り~帽子振り1 図書館前

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ウップサラ春祭りの続きです。

午後の部のハイライトは、図書館前で行われる「帽子振り」です。

すでに何度か書きましたが、ウップサラ大学は、北欧最古の由緒正しい大学で、「ウップサラ大学の学生である→かっこいい!」ということになっています。あ、わたしは客員研究員なので、別にカッコよくありません。

ここを卒業したということは、末代まで誇れることなんだそうで、毎年4月30日には、図書館前に卒業生が集まって、卒業の時にもらう帽子を一斉に振る、という行事があります。

最初の写真は、帽子を振る前。図書館前で、皆さん帽子を隠したまま、始まるのを待っています。バルコニーに教授たちが出てくると、みんなで一斉に帽子を振り、解散します。そのあとは、卒業生は帽子をかぶったままお祭騒ぎ。3番目は、大学の本館前です。帽子をかぶった人がいっぱいです。



余談ですが、ミシェル・フーコーは、この大学でフランス語の先生をしていたことがあります。その時に、この図書館の資料を使って書いたのが、『狂気の歴史』だそうです。実はわたしは、博論で「狂気」について論じていて、そのときにフーコーには大きなインスピレーションを受けました。まさかこんなところでリンクするなんて…。