ヴェルムランド紀行(2007年)
8月12日の学会は、ラーゲルレーヴ『イェスタ・ベルリングのサガ』の舞台となったロトナロス(作中ではエケビュー)でありました。ホテルから2キロほどだったので、フリーケン湖沿いを歩いていきました。最初の写真は、ロトナロスへの途上で見たフリーケ…
ヴェルムランドに泊まった日の夕方、霧が出たので見に行きました。生まれて始めてきりの中を歩いたのですが、もうくつがぬれるどころの騒ぎではありません。 ヴェルムランドは、ノルウェーとの国境にあり、スウェーデンの中でも独特の景色を持っています。ラ…
モールバッカのラーゲルレーヴの家の裏には、森があり、「バック・カイサの道」という遊歩道がつけてあります。バック・カイサは、ラーゲルレーヴの乳母の名前で、ラーゲルレーヴが歩けない間、この乳母がラーゲルレーヴをおんぶしてどこにでも連れて行った…
ラーゲルレーヴは、3歳のころ、突然足が麻痺して歩けなくなりました。一年後、一家で療養のために温泉旅行に行くのですが、乗っていた船の船長室に「楽園の鳥」がいると聞いたラーゲルレーヴが立ち上がり、船長室まで歩いていった、というエピソードがありま…
更新が遅くなり、申し訳ありません。 8月12日、〈セルマ・ラーゲルレーヴ協会〉の学会があり、初めて参加しました。来年の生誕150年際の前哨戦ということで、例年のようにストックホルムではなく、ラーゲルレーヴの故郷ヴェルムランドでの開催でした。…