さかなのためいき、ねこのあしおと

スウェーデン滞在記。現地時間の水曜日(日本時間の水曜日午後~木曜日午前中)に更新します。

ストックホルム4 スカンセン

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スカンセンは、1891年にオープンした野外博物館で、スウェーデン各地から、様々な建物を移築しています。職員も、民族衣装着用という徹底ぶりで、ストックホルムでぜひ行ってみたい場所のひとつでした(リンドグレーン「うすあかりの国」『親指こぞうニルス・カールソン』所収に出てくるので、ここも、小さいころからあこがれていました)。

スウェーデンでは、19世紀の中ごろから、移民が活発化する(たとえば、1910年の時点で、スウェーデン人の5分の1がアメリカに住んでいた)などして、これまでの社会が大きく変化します。そのいわば反動として、「伝統」「スウェーデンらしさ」などが強調されるようになり、スカンセンもおそらくその流れの中でできたのだと思います。ちなみに、ラーゲルレーヴは、同じ年にデビューしています。