ラップランドは、スウェーデンの最北端。少数民族サーミ(わたしより上の世代の人は「ラップ人」と習ったと思いますが、「ラップ」は、スウェーデン人がサーミを呼ぶ際に使った蔑称なので、今は使われていません。県名には残ってるのが、不思議ですね)が暮らす地域です。
▲寝台車の内部
▲寝台車の個室にはカードキーが付いています。知らずに外にでて締め出され、車掌さんに怒られたのはお約束。
▲数少ない停車駅
▲食堂車
▲旅情豊かな車窓の風景
車窓から見える雪景色を見ていると、自分が今北極圏にいるというのが不思議に思えてきました。北欧文学者は、結構昔からなりたいと思っていましたが、そのころはまさか、自分が北極のすぐそばまで来る日が来ようとは、思ってもいませんでした。
雪のせいで30分ほど遅れてボーデンに着き(列車はこれしかないので、遅れても乗り継ぎはできるのです)、その日は寒すぎて(!!)列車が走っていないというので、バスでアビスコに向かいました。ボーデンに下りたとたん、鼻に違和感が。下品な話で申し訳ないのですが、鼻の中の水分が凍るんですね。マイナス20度の名は伊達ではありません。
▲キルナ駅
▲バスの車窓から。まだ15時過ぎなのに、日が沈みかけています。
▲寒くても貨物列車(っていうのかな?多分、鉱物を運ぶ列車ですよね)は走っています