さかなのためいき、ねこのあしおと

スウェーデン滞在記。現地時間の水曜日(日本時間の水曜日午後~木曜日午前中)に更新します。

ラップランドの旅2 アビスコ

 ビスコは、キルナからさらにバスで一時間ほど行ったところにある、国立自然公園です。キルナなどでは、町の灯り等のため、「オーロラ出現は3日に1.5日」と言われていますが、ここは、山の上なので灯りがなく、また、天気もいいことが多くて(ついでに、冷たい空気が下に下がるので、暖かいそうです)、オーロラ出現率は80パーセントとも90パーセントとも言われています。
 
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ホテル(悪天候の時などに泊まる)の窓に付いた氷の結晶
 
ビスコには、ホテルのほかに山小屋があり、オーロラシーズンには金曜日から土曜日にかけてこちらにオーバーナイトステイができると言うので、出かけていきました。これに参加するのは、わたしと、香港の学生カップル、ドイツ人のご夫婦でした。
 
ホテルから山小屋へ向かうリフト乗り場まで歩いて、そこで暖かい服に着替えます。かなりハードな道のりで、何度も吹き溜まりに足を取られて転びながら歩きました。リフト乗り場に着くと、香港の女の子の長い髪が、ヴァレンヌ事件後のマリー・アントワネットのように真っ白になっていました!!!!髪の毛が凍ってたんですね。よく見ると、自分の髪も凍っていました。
 
リフトに30分以上乗って山小屋につき、トナカイを食べました(この間、外にいる間は道が激しすぎて写真が撮れず、中にいる間は結露防止のためカメラを袋に入れていたので写真が撮れませんでした)。
 
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レストラン。電気も水も通っていないので、ろうそくの灯りが灯っています。
 
この後、何度か外に出ましたが、その日は月が明るすぎて、オーロラは見えませんでした。
 
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月明かりに照らされる山小屋
 
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すてきなお月さま
 
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ウサギの足跡
 
夜中過ぎから雲も出てきて、オーロラは無理と言うので、がっかりしながら就寝。夜に一度おきてみましたが、厚い雲が垂れ込めていました。
 
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 その夜寝た寝袋。見た目に反して、あったかい!寝台車よりずっと寝心地が良かったです。
 
次の朝は、日の出を見たかったのですが、雪が降ってってそれもかなわず。残念な気持ちのままリフトに乗って、ふもとに戻りました。
 
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日の出的なもの
 
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どこを向いても真っ白な世界
 
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 リフトから見た風景
 
ただし、ここでひとつだけとてもラッキーなことが。10時半のキルナ行きのバスを逃してしまったので、朝食会場に行ったところ、一緒に山小屋にいたドイツ人のご夫婦がいました。前の記事に書いたとおり、わたし、カメラの充電器は持ってきていたのですが、日本の電気製品をスウェーデンのにつなぐためのコネクターを忘れてきたんです。予備のバッテリーが2つあったので多分大丈夫かと思いましたが、ちょっと不安。ところが、このご夫婦が、わたしと同じカメラを持っていたんですね(レンズはもっと立派なやつでしたが)。聞いてみると、お昼まではホテルにいると言うので、充電器を貸してもらいました。
 
次のバスは16時発だったので、わたしも昼までホテルにいて、充電器を返した後、付近を散策することにしました。
 
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ホテルいたハスキー
 
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凍った湖。上を歩きましたよ~~。すごいところに来てしまった!
 
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渓谷はアビスコの目玉
   
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凍った滝
 
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 どこまでも続く雪景色。クロスカントリーができたら、楽しそう
 
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この景色を散策すること3時間。ペットボトルの水が凍りました。
 
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木がすべて曲がって生えています
 
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ホテルに入る前に撮った一枚。ポケットに入れていたキャップを付けたら、レンズが結露しました。