Sista april（4月の終わり）、即ち「4月30日」は、スウェーデンは「ヴァルボルイ」（Valborg）のため祝日です。ヴァルボルイ（ドイツ語でヴァルプルギス）は、キリスト教の聖女の名前で、その聖女を祝う祝日ですが、ドイツでは魔女がブロッケン山に集まる日で、このネタはゲーテ『ファウスト』やプロイスラー『小さい魔女』に出てきます。
スウェーデンでは、春の始まりの日で、翌5月1日のメーデー（スウェーデンではRöd dag＝赤い日）と併せ、祝日です。ヴァルボルイの日は、ウップサラで様々な行事があります。2008年にもご紹介していますが、今回改めてご紹介します。
１．仮装いかだ川下り
①概要 この記事
②いかだの紹介
ヴァルボルイ２：仮装いかだ川下り②いかだの紹介 - さかなのためいき、ねこのあしおと (hatenablog.com)
③マイベスト10
ヴァルボルイ３：仮装いかだ川下り③ マイ・ベスト10 - さかなのためいき、ねこのあしおと (hatenablog.com)
１．と２．のスキマ時間
ヴァルボルイ４：スキマ時間①公園でのんびり＆鳥の撮影 - さかなのためいき、ねこのあしおと (hatenablog.com)
２．図書館前で帽子振り
ヴァルボルイ５：図書館カロリーナ・レデヴィーヴァ前で帽子振り - さかなのためいき、ねこのあしおと (hatenablog.com)
２．と３．のスキマ時間
ヴァルボルイ６：スキマ時間②お酒を片手に街に行こう - さかなのためいき、ねこのあしおと (hatenablog.com)
３．巨大焚火
ヴァルボルイ７：5月の焚火（マイブローサ） - さかなのためいき、ねこのあしおと (hatenablog.com)
と、「映える」行事が満載です。一度にすべてご報告するのは難しいので、来週にも続きます。更新したところは、追加でリンクを貼って行きます。今後、目次も増えます。【5月16日追記】ヴァルボルイ関連のすべての記事を掲載しました。
こちらに来てから、寒い日、曇った日が多く、特に4月の中旬以降は、午前中は雨か雪、午後は曇り、にわか雨、ずっとマイナス2度、という日がほとんどで、晴れた日はほとんどありませんでした。ヴァルボルイの川下り、この気候で大丈夫かな？と心配していたのですが、前日から、嘘のように晴れ、暖かくなりました！これが魔女パワー！晴天の下、長い一日の始まりです。
祝日なのでバスに国旗が飾られ、ヒラヒラしながら走っています。カワイイ。
最初の行事！
「仮装いかだ川下り」です。ウップサラは町の中心部をフィリス川という川が流れており、そこを仮装したいかだで下ります。途中、段差があって流れの激しいところが二つあり、人気スポットです。
2008年に途中から行ってあまり良い場所で見られなかった雪辱を晴らすべく、朝8時に家を出て場所取りに向かいます。
既に人がいっぱいです。
しかし、一番人気のスポットはもうぎゅうずめ。スウェーデンは大きい人が多いので、二列目では何も見えません。ここは諦め、大聖堂と一緒に以下だが写せる映えスポットに移動です。
報道ヘリも来ています。
10時。祝砲が鳴り（空に煙が見えるでしょうか？）、川下り開始です！
とはいえ、ここの場所はスタート地点から距離があるので、始まってもすぐに来るわけではありません。
見えてきました！橋の下、向かって右側です。
最初のいかだです！橋をくぐり、元気にやってきます。サメの風船があり、橋から出るところでふわぁとなったのがかわいかったです。
大聖堂といかだ。狙い通りです！
この場所は面白いなと思ったのは、橋の下が影になっているので、橋の向こうにいるときに見えたのが一度見えなくなり、光の中にさっと出てくることです。こんな感じ。
闇の中から登場する感じがカッコいい。
しかし、この場所には盲点が。いかだは段差を降りる前、ほかのチームが去ってから安全を確保してからでないと先に進めません。そのため、大聖堂前でスタンバイします。
こんな風にかち合ってしまうことも！
大聖堂前で整列して待ついかだたち。
そうすると、皆さん、橋をくぐった後は大聖堂に向かって進むので、あまりこちらを向いてくれないんですね。
というわけで、1時間ほどして、場所を変えることにしました。対岸は有料席や貸し切り席が多く、それ以外のところは人がいっぱいなので、橋の上に行きました。ここは、通りかかって見て行くけどしばらくするとどく人が多く、少しするとよい場所に行けました。
優雅に下ってくる感じが伝わります。一度にたくさんのいかだが見えるのも、上からなので衣装がよく見えるのもいいですね。以下だがまっすぐ一列に並ぶとマリオカートのようにカラフルでかわいいです。
2時間あると、飽きてくる方もいて、人は少しずつ減っていきます。最後のいかだが橋を通り過ぎた後、ダメもとで人気スポットに行ってみました。
大分前の方には行けたのですが、やっぱり何も見えない。スマホを上にかざして撮っている人の画面で見ることができました。
②でいかだの紹介、③でわたし的ベスト10の紹介です！
