さかなのためいき、ねこのあしおと

スウェーデン滞在記。現地時間の水曜日(日本時間の水曜日午後~木曜日午前中)に更新します。

学食

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ベルリンに来てすぐのころ、まだ学期が始まる前に、すでに半年ベルリンに住んでいる友だちが言った一言。

「どこそこの食堂は、いいですよ。選べるし。」

そのときのわたしは、「選べる」を、「種類が豊富」くらいに思っていたのですが・・・。

が!! わたしが講義がある日はいつもお昼を食べる、フンボルト大の中央食堂(スカンディナヴィア科から徒歩5分)は、選べません。
正確に言うと、サラダ、デザート、スープ、定食1、定食2の中から選ぶのですが、このうち定食1はベジタリアン用なので、ジベタリアンにはなれてもベジタリアンになれないわたしは、定食2しか選べません。広い食堂でほぼ全員が同じものを食べている光景を初めて見た時には、映画とかで見る刑務所の食事シーンを連想してしまいました(ついでにモーガン・フリーマンに似た人とかもいれば良かったのですが)。

ということで、今日は、一週間(講義のあった3日間)の食事リポートです。もう少し容量の小さい写真をとれば2週間分できたのに、あほでした。

1枚目の写真は、6月18日(月)。ソーセージと、ジャガイモのペーストと、すっぱいキャベツです。ここの食堂では、塩、こしょうのほか、かぼちゃの種、ひまわりの種、チリ、ゴマ(時々)は、ご自由におかけくださいなので、味に変化をつけたいときはゴマ、ひもじい時はかぼちゃとひまわり、疲れた時はチリを大量にふります。この日は、ゴマ以外を全部ふってみました。ちなみにこれで1.7ユーロ。値段はいつも2ユーロ前後で、メニューによって変わります。

2枚目の写真は、6月19日(火)。ドイツでは今、BIO(有機栽培みたいなもん?)がはやっていて、時々定食1か2がこれになります。この日は、ベジタリアンじゃない用の牛肉シチューがそれで、3ユーロもしたので、ベジタリアン用1.7ユーロにしました。春巻きっぽく見えるものは、ブルーチーズをジャガイモで包んで揚げたもの。あとは、パラパラのバターライスと、クタクタに煮たほうれんそうです。そういえば、『おさるのじょーじ』に、泣いている子どもが出てきて、「ほうれんそうをたべたくないというのです」という一文が続いていました。

3枚目の写真は、6月21日(木)。この日は、ジャガイモか、米かが選べたので、米にしました。手前にあるのは、チキンカツ。カレーソースがかかっていて、付け合せはやはりクタクタに煮たカリフラワー(ドイツ語では、ブルーメンコール、「花キャベツ」といいます)でした。これは、1.8ユーロでした。

「刑務所」とか「クタクタに煮た」とか書くと、なんだか悲惨なようですが、味は悪くないし、選べてメニューが変わらないのと、選べないけど毎日違うものが出るのでは、結局後者のほうが種類は豊富です。何より、徒歩5分と2ユーロは魅力です。しかも、これでおなかいっぱいになるので、夕ご飯も菓子パン1個とかで済みますし。食堂のわいわいした雰囲気もきらいじゃないので、結構満足しています。