さかなのためいき、ねこのあしおと

スウェーデン滞在記。現地時間の水曜日(日本時間の水曜日午後~木曜日午前中)に更新します。

遅くまで明るくて

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明日(6月22日)は、夏至ですね。北緯52度+サマータイム中のベルリンでは、夜の10時過ぎまでほの明るいです。

火曜日(19日)、10時まで大学で勉強して外に出ると、まだ一番目の写真くらい明るくて、家に直行するのはもったいなかったので、少し遠回りして、散歩して帰ることにしました。

スカンディナヴィア科のあるヘーゲル広場(隅っこにヘーゲルの胸像があります)は、ブランデンブルク門なんかもある大通りウンター・デン・リンデンと、シュプレー河の間にある、ドローテン通りに面しています。いつもは、このドローテン通りをまっすぐ帰るのですが、この日は、ウンター・デン・リンデンに出て主要校舎の前を通り、ノイエ・ヴァッヘでコルヴィッツの「ピエタ」を見て(前の記事参照。夜なので柵が降りていましたが、薄暮の中だとまたすてきでした)、博物館がたくさん集まっている「博物館島」脇を通り(2番目の写真は、博物館島にあるベルリン大聖堂と、遠くに見えるテレビ塔です)、シュプレー河に沿ってフリードリヒ通り駅まで帰りました。

河から吹く夜風が気持ちよくて、とても得した気分でした。アンネ・フランクの「花売り娘」という童話があるのですが、貧しくて働き通しの花売り娘が、夜、次の日に売るための花をつみに行って、つみ終わったら丘に寝転がって夜風に当たり、それでまた明日もやっていく力をもらう、という作品です。久方ぶりに、その作品のことをふっと思い出して、これもやっぱり得した気分でした。