さかなのためいき、ねこのあしおと

スウェーデン滞在記。現地時間の水曜日(日本時間の水曜日午後~木曜日午前中)に更新します。

155kmのベルリン散歩6 曇りのち晴れ

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ベルリンに来る前、文学で知っているベルリンは、灰色の雲が厚く垂れ込め、太陽の出ない街というイメージでした。しかし、一方では、そういう作品でベルリンがいつも曇っているのは、きっと扱っているのが戦時中や冷戦時代だからで、そういう天気の方がないようにマッチするからだろうとも思っていました…が、実際に住んでみると、確かに、ベルリンは曇りばかり。夏はまだそうでもありませんでしたが、秋から冬にかけて、ほとんど毎日曇りで、しょっちゅう小雨が降って、たまには嵐が来て、という天気ばかりでした。

この日は、2週間ぶりくらいに太陽が出て、空が青く、歩くのに楽しい日でした。わたしは別に、曇りや雨も嫌いではないのですが、一日歩くとなると、足が濡れるとしもやけになるし、傘をさすと写真が撮りにくいし、10回歩いて雨があまり降らなかったのはありがたかったです。実はわたし、晴れ女なんですよ。

実はこの会は、そういう天気だったので一番ピクニック気分になれて、途中で馬にすれ違った!とか、「カエル注意」の看板があった!とかしか、書くことがないんです。

逆に、壁の説明でよく分からないことがあって、詳しい人に教えてもらいたいのですが、歩いたところの一部は、「DDRの管轄にある西ベルリンの一部」で、そこに住んでいた12歳の少年が、一日行方不明になったことがあり、境界でDDRの警官に捕まったと話した(ただし、10年後、狂言だったと判明)ため、イギリス軍が兵士を配備したことがあるらしいのですが、どうしてそういうことになるのでしょうか?西ベルリンなのにDDRの管轄というのも分かりませんし、DDRの管轄なのにイギリス軍がでてくるのは、更に分かりません。せっかく一度は片足を突っ込んだのだから、もうちょっとちゃんと、DDRの事を勉強しとけば良かったなあ、と思った回でした。