さかなのためいき、ねこのあしおと

スウェーデン滞在記。現地時間の水曜日(日本時間の水曜日午後~木曜日午前中)に更新します。

市民マラソン大会(献血マラソン@ウップサラ)

今週は、リンネの小道の続きを掲載する予定でしたが、急遽予定を変更して、小道を歩くはずだった日に市民マラソン大会に参加しました!

Blodomloppet 2024 - Årets viktigaste lopp

参加したこちらは「献血ラソン」。Blodは「血」、omは「~の周りに」、loppetは「競技」で、献血を啓蒙するため各都市を巡回している大会です。ウップサラでは5月28日に開催されました。ちなみに、Blodomloppetで「血液の循環」という意味になるそうです。シンボルマークの走る血液ちゃんがかわいい。

レースで履いたシューズ、記念Tシャツ、完走者全員がもらえる走る血液ちゃんメダル。

実はわたしは、長い間ジョギングをしており、全盛期は1日10キロ、週6日走り、フルマラソンも3度完走しました。ただ、近年、色々な事情ですっかり走れなくなり、どうにか復活したいなと思って、今年度の目標の一つを「市民マラソン大会に参加し、短い距離で良いので完走する」にしました。8月にもエントリーしているのですが、前日に知ったこの大会は、スタートの1時間前までエントリーできます。フルマラソンハーフマラソンはない緩い大会。10キロ、5キロ、ジュニア向け2.5キロ、障碍者と同伴者向け1.5~3キロ、好きな時間と場所と方法で参加できる5キロ・10キロというカテゴリーで、かつ、5キロも、「速く走るランナー(30分以内)」「ゆっくり走るがタイムは測定するジョガー」「タイムを計らず歩くウォーカー」に別れていました。

これならいけるかなと思い、5キロ(ジョガー)にエントリー。自分の目標として「歩くより遅くてもいいので、最初から最後まで走る」を設定しました。

会場へはバスで向かいます。バスの中も、スポーツウェアや、大会のTシャツを着た人がたくさんおり、また、バスの窓から自転車や徒歩で会場へ向かう人も見えました。

車窓の風景。わたしの部は18時45分スタートですが、暑そうです!

開場となるIFU arenaが見えてきました。ここでバスを降ります。

事前受付もあるのですが、わたしは前日にエントリーした関係で、会場で記念Tシャツとゼッケンを受け取ります。着替えをし、ウォーミングアップをしたら、カテゴリーごとにスタンバイ。

このようにカテゴリーごとに集まります。こちらは30分以内で走る人向け。

わたしはこちらの「タイム測定あり、30分以上」に並びます。

カテゴリーごとの集団で、スタート地点への移動を待ちます。

移動が始まりました!別のカテゴリーの人たちが向こうでスタンバイしています。スタート時間は、カテゴリーごとに異なります。

スタート地点

走る途中の写真はないのですが(わたしは撮りませんでしたが、撮影はOK)、沿道の人たちが応援してくれて、途中では音楽の演奏もありました。北欧の楽器ニッケルハルパで応援してくれた人もいました。

走る人たちは、おしゃべりしながら楽しく走る人、ベビーカーを押して走る人など楽しむタイプの人もいれば、スタートからすぐに苦しそうになり、歩き始める人もいて、自由な感じでした。抜かしたり抜かされたりしながら走るのが楽しかったのですが、思わずペースが上がってしまい、意外と苦しかったです。しかし、速く走るとゴールにも早く辿り着きます。

ゴール地点

完走メダルのほか、食べ物・飲み物ももらえます。やや熱中症気味になってしまい、この飲み物はすばらしかったです。

この大会は5人グループでまとめて申し込むと景品がもらえることもあってか、グループでの参加者が多かったです。終わった後は会場でピクニックが始まります。

わたしは食べ物や飲み物を用意してこなかったので、帰ることにしました。

20時頃。太陽の角度が独特で、影が長く伸びています。連続写真でお楽しみください。

カワイイ

ここに自転車の設備ができるそうです。日本の会社SHIMANOの名前も。

バス停のゴミ箱。

反対方向のバス停

この路線の途中はすごいです。濃い文字色の3番目以降は、全て思想家・文学者の名前。上から、女性解放運動のフレドリカ・ブレーメル、作家ラーゲルレーヴ、アルムクヴィスト、レーヴァ―ティンと続きます。スウェーデンでは通りにそれぞれ名前がついており、このあたりは偉人シリーズなのですね。

よく働いたので、ずっと気になっていたお店でケバブを買って帰りました。その後、Tシャツを記念撮影しました。


Tシャツの前面


背面


完走メダル。

その日の夜のうちに、運営からメールで結果のお知らせがありました。タイム、順位ともに、当初想定していたよりもすごく良くてご満悦。

今回は、完走できたこと、自分にとって良いタイムが出せたこと、走る自分が好きだなと分かったこと、そして何より、「こんなに走れるんだ」と分かったことが大収穫でした。今後のランに向け、気合が高まりました。