さかなのためいき、ねこのあしおと

スウェーデン滞在記。現地時間の水曜日(日本時間の水曜日午後~木曜日午前中)に更新します。

ドレスデン5 博物館

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ドレスデンには、ツヴィンガー宮殿という、16世紀のザクセン選帝侯の居城がありますが、その中には、たくさんの博物館があります。これも、時間がなかったり、改修工事中だったりで、全部は回れなかったのですが、行った中から3つご紹介です。

兵器展示室:16世紀から18世紀にかけての、ザクセン候の武器コレクションを集めた博物館で、ドレスデンの数ある美術館の中で、わたしが最初に訪ねたのが(当然)ここでした。剣や鎧だけでなく、フリント式のピストルもあって、一人でかなり盛り上がったのですが、なんと、日本刀も置いてありました。わたしは、外国のものと比べて日本のものをほめるのはあまり好きではないのですが、それでも、日本刀はいいですね。刀身の美しさが違います。ドイツで日本刀をまねて作ったのとか、鞘が宝石つきのきんきらきんに変えられてるものもあって、やめてくれよと思いました。その後、他の剣がなんとなくかすんで見えたのですが、そこで引き下がらないのが、この美術館。なんと一番奥に、馬上槍試合を再現したロックなコーナーがあり、再び盛り上がれました。

アルテ・マイスター:ルネサンス絵画の展示室。ティッツィアーノ好きのわたしには、うれしい美術館でした。しかも、ガイドブックには載っていなかったのですが、この美術館、フェルメールの「手紙を読む女」を持っています。歩いていると、そこだけ空気がぜんぜん違って、あっと思ったらフェルメールでした。また、この時はクラーナハの特別展をやっていて、「死せるルター」の絵や、ルターの両親の絵を見ることができました(でも、有名なルターの絵は、貸し出し中でした)。時間がないのをかなり無理して出かけた甲斐がありました。

地質学博物館:全くにぎわっていず、行った時には日曜日の午前中だというのに、客はわたし一人でした。わたしも閉鎖中の「数学物理学サロン」と間違って入ったのですが、受付のおばちゃんに熱烈に歓迎されて出るに出られず・・・。ここだけ撮影OKだったので、今回の写真はすべて、ここで取ったものです。

陶磁器コレクションもあったのですが、それはとうとう行けずじまいでした。残念。