さかなのためいき、ねこのあしおと

スウェーデン滞在記。現地時間の水曜日(日本時間の水曜日午後~木曜日午前中)に更新します。

ウップサラ生活

なんだかんだで、スウェーデンに来てから10日がたってしまいました。今日、2月11日はデカルトの命日です。すでにいろんなところでネタにしているので、ご存知の方も多いと思いますが、デカルトは、スウェーデンの啓蒙的専制君主クリスティーナ女王に招かれて、1月にスウェーデンに来て、寒すぎて肺炎になったそうです。実はわたしは、出国前に少し風邪を引いていて、移動中に悪化したのですが、残念ながらすぐに治ってしまったので、デカルトにはなれませんでした。
 
今日は、わたしの生息領域と、一週間の活動をお知らせしたいと思います。といっても、ほとんど前回の滞在と変わりませんが。違うのは、今回は博論を書いていないことですね。締め切りがないって、すばらしい!
 
スウェーデンは、家を探すのが超大変なことで有名ですが、今回は、ちょうど、学科の先生がサバティカルでいないというので、先生のお宅を借りることになりました。前に住んでいたところから徒歩2分のところなので、学校へ行くルートや、スーパーも同じです。
 
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▲散らかる前に撮っておいた部屋の写真
 
このお宅には、やたらとムーミン・マグがそろっているので、いる間に全部制覇したいと思います。今日使ったのはニョロニョロ模様。
 
一日のうち、午前中か午後は図書館に行きます。今図書館のいい写真がないので、代わりに研究室のある建物を。
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▲もともとは化学科の建物だったとかで、天辺にある塔の錬金術な雰囲気がたまりません
 
この建物の向かって右側に続く白っぽい棟の中に、文学部図書館があります。有名なカロリーナ図書館は、ここから歩いて5分のところにあります。
 
午前中に大学に行った日は、学食でご飯を食べます。ここは、一食65クローナ(1クローナ=13円。前回は18円)と、学食にしては高めなので、前回の滞在では使わず、今回初めて行ってきました。円高万歳!
余談ですが、スウェーデン語には「学食」という単語がないらしく、ここの入り口には「レストラン」と書いてあります。
 
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▲月曜日はビーフ・ストロガノフの日
 
月曜日から木曜日の夕方は、スウェーデン語の語学コースに参加します。ほとんどの人がスウェーデンで働いているので、やる気があってとても良いです(・・・と、いうことにしておきます)。スウェーデン人のスウェーデン語の先生は、激しい人が多く、ベルリンにいた時の先生も舌ピアスとかしていましたが、今回も、月・水の男の先生は、あごひげが胸までのび、ロングヘアーをオールバックに結んでいて、首に刺青をしています。火・木の女の先生は、ドレッドヘアで、やっぱり舌ピアスをしていて、腕に刺青をしています。あと、ピアスの穴がやたら大きいです。
 
この語学学校は、ちょっと不便な場所にあって、住んでいるところから歩いて30分かかります。終わるのが9時と遅いので、帰りはさすがに寒いです。
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▲大聖堂とオリオン座
 
という感じで、何の変哲もなく、1週間が過ぎてしまいました。と思いきや、今日は、大雪でした!粉雪も、吹き付けるとヤヴァイということを実感。なんと、髪の毛が凍りました。フードをかぶっていたのですが、前髪が一部外に出ていて、そこに降った雪が体温で溶け(多分)、寒いからその水分が凍ったんですね。ベンチも、いす部分が埋まって背もたれだけになってしまっていたりして、なかなかすごかったです。カメラが結露してしまったので、壊れていないか心配です。
 
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▲吹雪の中の大聖堂
 
この週末は、日本でも大雪だそうですね。皆さん、気をつけてお過ごしください。