今日は、以前コメント欄で話題に上った、ウップサラ名物「ルーン碑文」の写真を載せたいと思います。大学の庭に、上に載せた写真のような石がどーん、どーんと置いてあります。
ルーン文字は、一世紀ごろに北欧で作られた文字です。もともと、ナイフ等で木に刻んで書いていたそうで、ローマ字と似たものもありますが、曲線がないのが特徴です。ヴァイキング時代には、この文字が書かれた碑文や墓石が多く作られました。写真は11世紀のもので、オリジナルのようです。
わたしは古アイスランド語は読めないので、となりにあったスウェーデン語の解説を見たところ、「父イグルゲルの思い出に」などと書いてあるので、墓石のようです。叙事詩などが口承の時代から、こうした碑文は存在しており、北欧の神話や歴史、当時の家族制度や風習などを知る考古学資料となっています。
以下のサイトに、ルーン碑文の詳しい情報があります。上と同じ碑文も載っています。