さかなのためいき、ねこのあしおと

スウェーデン滞在記。現地時間の水曜日(日本時間の水曜日午後~木曜日午前中)に更新します。

ベルリン・モッツ通り1 エーリッヒ・ケストナー

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今回は、写真がたくさんあるので、二本立てにしました。実はこの記事、コルヴィッツの続きです。

6月12日、日本から見えたお客さんと一緒に、ケストナーゆかりの地を歩きました。ケストナーは、1927年から1945年までベルリンに住んでいました。『エーミールと探偵たち』『点子ちゃんとアントン』『飛ぶ教室』『ファビアン』が、ベルリンを舞台にしています。当時の、子どもの本=メルヘン的の風潮の中で、『エーミールと探偵たち』は、同時代のベルリンを舞台にした、画期的な作品でした。

お客さんを案内して、『エーミールと探偵たち』の舞台になったモッツ通り(最初の写真)を、ノレンドルフ広場からニコラスブルク広場まで歩きました。途中、偶然立ち寄った本屋さんで、その途中のプラハ広場(2番目の写真)からすぐの、プラハ通りにケストナーの住居跡があると教えてもらい、そこにも行ってきました。後日調べたところでは、プラハ通り6番地にケストナーが住んだのは、1927年から29年で、28年に出版された『エーミール』は、ここで書かれたことになります。(ちなみに、44年まではロッシャー通り16番地に住んでいました。生まれたのはドレスデンのケーニヒスブルッカー通り66番地なので、6が好きなのでしょうか?これらの家はすべて、空襲で破壊されてしまい、今はプレートしか残っていません)

大学の近くにも、『点子ちゃんとアントン』の舞台になったヴァイデンダムという橋がありました。

このモッツ通りに、3日後にもう一度行く機会がありました。もうひとつの記事はそのことについてです。