さかなのためいき、ねこのあしおと

スウェーデン滞在記。現地時間の水曜日(日本時間の水曜日午後~木曜日午前中)に更新します。

ベルリン・モッツ通り 2 ラブ・パレード

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

このモッツ通りには、ホモセクシュアルの人がたくさん住んでいて、毎年ラブ・パレードがあるそうです。今年は、同じ週の6月16日だったので、こちらにも行ってみました。同じ週に見た閑静な通りが、祭があるとどのように変わるのか見てみたかったのと、せっかく一年いるので、きれいな街路樹や中世の町並みを眺めて、楽しく美術館に行って(まだほとんど行っていませんが(泣))、おいしいビールを飲んで(カイペリーニョしか飲んでいませんが(笑))帰国するのではなく、ベルリンのいろんな面を見たいと思いました。

最初の写真は、ノレンドルフ広場から見たモッツ通りです。風船のアーチの虹色は、ホモセクシュアルのシンボルだそうです。2番目の写真は、モッツ通りの中。3番目の写真の垂れ幕には、「性の中立(家主によると、職業などの男女平等も指すそうで、「男性も女性も等価」という意味だそうです) 結婚 今」と書いてあります。

ドイツは、ナチス時代にそういった人たちを迫害・虐殺した反省から、かなり権利が認められている(「認められる」というのがすでに変な話ですが)と聞いていましたが、実際に行ってみると、思っていたよりもずっとオープンで、びっくりしました。現在は、掃除が大変という理由でパレードはやってなくて、出店ばかりでしたが、大変なにぎわいで、小さい子どもを連れてきている家族もたくさん見かけました。でも、家主によると、やはり差別はひどくて、自殺率も依然として高く、モッツ通りにたくさん住んでいるのも、他のところには住みづらいからだそうで、モッツ通りは半ばゲットー化しているということでした。

同じ週に見た、1つの通りの二つの顔でした。