一つ前の投稿でニルスの旅の終着点に到達しましたが、わたしの旅はまだ終わりません。せっかくここまで来たので、8km先のスミーゲフーク、スウェーデンの最南端を目指します。この辺りは30分に一本程度はバスが走っていて、そのバスでスミーゲフークに行くことができます。海岸に着いた後は、元気があれば歩き、疲れていればバスに乗ろうと思っていたのですが、海岸がいい感じなのでしばらく歩くことにしました。
海岸に着いたのはお昼の1時半ごろでした。朝食はたっぷり食べましたがお腹がすいてきます。リュックの中にあったのは、ルンドで買ったネクタリン、ニルス屋敷にあった飴、そしてチョコ「ガルボ」です。
ガルボをわたしが入手した経緯は、今回の連載記事では省略した成田~コペンハーゲンの機内にさかのぼります。わたしは一人で窓側の席に座り、ずっとパソコンで仕事をしていたのですが、機内で最後の食事が出た際に、隣に座っていた男性が袋からシーチキンおにぎりと昆布おにぎりを取り出し、「どっちがいいですか?」と聞いてくださいました。成田空港のローソンで買ってきたのを分けてくださるとのこと。それがきっかけで2時間ほどお互いの身の上話などをしました。そして、そろそろ着陸態勢に入るところで、さっきの袋から「ガルボ」を出し、「どうぞ」とくださいました。その時はお腹に入らなかったので、開封せずに持って降りました。
…「2018スウェーデン滞在記(37)」(https://blogs.yahoo.co.jp/megamiyoutae/38016675.html)でりんごをもらったのはこの次の日になります。マルメーでは友だちに、ルンドでも知り合った方にお昼やおやつをごちそうになったので、食べ物をいただくことの多かった今回の旅でした。
話を戻します。
本当は座ってお昼を食べたかったのですが、朝からの雨で地面はかなり濡れています。雨をよけるところもなく、ガルイェバッケンのせいで予定より遅れてもいたので、お行儀悪いですが、歩きながら食べることにしました。まずネクタリンを、次いでガルボを半分。飴をなめながら歩いていると、カラスがふぁっさーと飛んできたので激写。この辺りは鳥が人間に慣れていなくて、遠くにいても逃げてしまうので、ここまで近距離で遭遇したのはこのときだけでした。