スコーネ地方のウーラネース(Uranäs)という村にあった農民の家。「農民」と訳したスウェーデン語Bondeは作男や女中を使って農場経営をするような裕福な農民を指します。
この家の説明には、住んでいた人の情報はないのですが、木材の情報が手厚いです。
・1711年から12年の冬に伐採した木材で建設
・一部の木材は、1516年から17年の冬に伐採した木材を再利用したもの
・床板には1305年の記録が書いたものもある
スウェーデンは(というかヨーロッパの多くの国は)乾燥していて地震もないので、日本に比べて家が長持ちするという話を聞いたことがあるのですが、こんなに長持ちするんですね。
この家の一階は貯蔵室。二階も貯蔵室ですが、夏は農場で働く人たちの住居だったそうです。
改修工事をして2018年に再展示が始まった、ある意味ほやほやの建物です。
2018年スウェーデン滞在記(71) クルトゥーレン(10)建物の展示・農村編・レンガ造りの家と避暑の家
農村の裕福な家の続き。
前半はレンガ造りの立派な家ですが、説明を写真に撮り忘れたらしく、詳細不明です。
後半はエングストレームという教授の所有と思しき(どうもこれは確定ではないらしい)夏に避暑で使う家。19世紀の建築だそうです。
前半はレンガ造りの立派な家ですが、説明を写真に撮り忘れたらしく、詳細不明です。
後半はエングストレームという教授の所有と思しき(どうもこれは確定ではないらしい)夏に避暑で使う家。19世紀の建築だそうです。
2018年スウェーデン滞在記(70) クルトゥーレン(9)建物の展示・農村編・牧師館
クルトゥーレンのハイライトは、建物の展示です。
ここでは、昔実際に人が住んで使っていた建物が、そのままの形で移築されています。
その中で最初に特集するのは牧師館。「牧師館」は、ラーゲルレーヴ作品に頻出する重要な場所です。
建物の中に入ると説明があります。それによると、スコーネ地方の西ヴラームス教区の牧師館で、この建物は18世紀に建てられたとのこと(牧師館そのものは16世紀からあったそうです)。1924年に新しい牧師館を建設することになり、クルトゥーレンが古い牧師館を購入、1927年にここに移築したそうです。
入口から入ると牧師館のマストアイテム=コーヒーセットとともに牧師館そのものの説明があり、当時の様子が生き生きと伝わってきます。
「1768年、この家には牧師、妻のアグネータ、娘のエヴァ、ヘドヴィク、アンナ、孫ヨハンが住んでいた。牧師の子どもはあと3人いるが、独り立ちした。勉強部屋、ゲストルーム、寝室がある。娘たちは屋根裏部屋で寝ていた。副牧師のシェルマンは別館に一部屋持っていた。別館には作男のニルスとオーラ、女中のボッラ、ドロテア、ニッラも住んでいた。厩舎には馬8頭、牛26頭、牡牛1頭、羊19頭、豚30頭分のスペースがある。」
なお、コーヒーと牧師館については、↓をお読みください。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~nakamaru_teiko/syohyo/05svenska/03fika.html
ここでは、昔実際に人が住んで使っていた建物が、そのままの形で移築されています。
その中で最初に特集するのは牧師館。「牧師館」は、ラーゲルレーヴ作品に頻出する重要な場所です。
建物の中に入ると説明があります。それによると、スコーネ地方の西ヴラームス教区の牧師館で、この建物は18世紀に建てられたとのこと(牧師館そのものは16世紀からあったそうです)。1924年に新しい牧師館を建設することになり、クルトゥーレンが古い牧師館を購入、1927年にここに移築したそうです。
入口から入ると牧師館のマストアイテム=コーヒーセットとともに牧師館そのものの説明があり、当時の様子が生き生きと伝わってきます。
「1768年、この家には牧師、妻のアグネータ、娘のエヴァ、ヘドヴィク、アンナ、孫ヨハンが住んでいた。牧師の子どもはあと3人いるが、独り立ちした。勉強部屋、ゲストルーム、寝室がある。娘たちは屋根裏部屋で寝ていた。副牧師のシェルマンは別館に一部屋持っていた。別館には作男のニルスとオーラ、女中のボッラ、ドロテア、ニッラも住んでいた。厩舎には馬8頭、牛26頭、牡牛1頭、羊19頭、豚30頭分のスペースがある。」
なお、コーヒーと牧師館については、↓をお読みください。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~nakamaru_teiko/syohyo/05svenska/03fika.html
2018年スウェーデン滞在記(69) クルトゥーレン(8)農村の展示・衣類と台所用具編
農村コーナーの続き。
前半は衣類の展示。
後半は台所用具…というのでしょうか、食品を作るための道具の展示です。「コーヒー」「ミルク」「アルコール」「パン」など、用途ごとに道具が展示され、使い方の詳しい説明や当時の写真も見ものです。
前半は衣類の展示。
後半は台所用具…というのでしょうか、食品を作るための道具の展示です。「コーヒー」「ミルク」「アルコール」「パン」など、用途ごとに道具が展示され、使い方の詳しい説明や当時の写真も見ものです。
2018年スウェーデン滞在記(68) クルトゥーレン(7)農村の展示・部屋と家具編
農村コーナーの続きです。
こちらは漁村コーナーと同じく、実際に使っていた部屋や家具を展示したもの。
こちらは漁村コーナーと同じく、実際に使っていた部屋や家具を展示したもの。
2018年スウェーデン滞在記(67) クルトゥーレン(6)農村の展示・ミニチュア編
漁村の次は農村コーナー。
こちらは漁村より気合が入っていて、使われていたものの展示のほかにかわいいミニチュアがありました。小さな人や動物がとても丁寧に作ってあり、好感度マックス。
こちらは漁村より気合が入っていて、使われていたものの展示のほかにかわいいミニチュアがありました。小さな人や動物がとても丁寧に作ってあり、好感度マックス。
2018年スウェーデン滞在記(66) クルトゥーレン(5)漁村
続いてやってきたのは漁村展示コ-ナー。アリスやオースティンは展示用に制作したディスプレイですが、こちらの展示は、昔の漁村で実際に使っていた船や道具です。お人形がリアリティある感じです。