2008年にスウェーデン留学した際は、3月から9月まで滞在しました。10月以降は未知の世界。「スウェーデンは夏が一番いい」とはよく聞くことです。実際に滞在してみると、夏はもちろんすてきですが、10月は紅葉が美しく、まさに黄金の秋です。
その10月の始め、前から気になっていた「黄金の小道」という遊歩道を歩きました。この道は、とても大きな道「ダグ・ハマーショルド通り」とほぼ平行した道ですが、森の中で豊かな自然が楽しめます。1930年代から街の中にあるハイキングコースとして親しまれてきました。2018年には「ウップランド道」と接続されるなど整備が進みました。
10キロほどの道ですが、後半が良かったので、後半は同じところを2回歩く形で、2回に分けて歩きました。この記事では1回目のハイキングの様子をお届けします。
▲Gula stigen(黄金の小道)の標識
▲ところどころに地図があります。オレンジ色の部分を北から南に向かって歩きます。
▲分岐点にはこのように印がつけてあります。オレンジが「黄金の道」、黄色は「ウップランド道」ここにはそのほかに、「馬禁止」「歩く人専用」の札が張ってあります。
それでは、歩いてみましょう!
▲「ステン・ステューレの殺害」像。スウェーデン、ノルウェー、デンマークの「カルマル連合」下で、デンマーク王にステン・ステューレと一族が殺害され、その義理の兄グスタフ・ヴァーサが反乱を起こしてスウェーデンが独立した…というのがスウェーデン史の重要な一幕です。この像は、台座がすごく高く、像自体は下からはほとんど見えませんでした。
行先、標識、地図の豪華三点セット
▲「氷が薄いよ注意」。落ちちゃった人の手が怖いです。
▲色んなキノコがあって楽しい
▲ダグ・ハマーショルド通りを横切りますが、道路の下にトンネルがあるので信号などを渡る必要がありません。
▲松ぼっくりからキノコが生えていました。
▲空が青い!いい天気でした。
▲これの写真を撮っていると、自転車で通りかかった人がわざわざとまり、「このきのこは全部食べると死ぬけど、少しだけなら乾かしてお茶に入れられるんだ。お湯を入れれば毒が消滅するんだ」といっていました。試してみませんでした。
▲ところどころに木の説明もあります。アスク=トネリコは、北欧神話では最初の男性となった木として登場します。(最初の女性エムブラはニレ)
▲アスク。
▲黄金の小道の最後よりちょっと前の車道まで歩き、バス停が近いので今日はここまでとしました。
▲リンゴがたくさん落ちていました。