10月の始めの週末(+有給)、北極圏のアビスコにオーロラを見に行きました。お天気に恵まれ、太陽フレアの爆発とも重なって、すてきなオーロラをたくさん見ることができました。
オーロラを見るのは2011年以来、人生二度目ですが、今回は、全天を覆うオーロラ、カーテンのようなオーロラ、カラフルなオーロラなど多彩なオーロラを楽しむことができました。ガイドツアーに参加して、写真の撮り方を習えたのも良かったです。
写真をたくさん撮りました。ひたすらお楽しみください!
<全天を覆うオーロラ>
▲オーロラの光は星より弱いです。オーロラが見える天気の日は、星もとてもきれいです。天の川の写真です(北極圏なので、日本の夏の星座が見えてました!)
▲頭の真上から降ってくるオーロラ
▲このあたりの写真は、ツアー会社に借りたカメラで撮っています。ガイドのサラさんが、写真の撮り方を丁寧に教えてくれました。
▲すばるがきれいです
▲カメラを長押ししていたら、面白い写真が撮れました。
<下から昇って行くオーロラ>
▲今日もオーロラを待ちます。流れ星です!
▲ツアーで行くと、オーロラが出てない時間はこうしたテントで暖を取ることができます。
▲テントと一緒に撮るとオーロラの大きさがよく分かるよ!とガイドのミカエルさんに教えてもらいました。
▲ホテルに帰ってからもきれいなオーロラが見えました。
さて、ここから先は少しカメラの話です。
2011年、オーロラを撮影するために、初心者向けの一眼レフカメラEos Kiss X3を買いました。何度も修理を重ねましたが、去年の秋から調子が悪くなり、再度修理に出したものの、生産停止してから10年経ち、数年前にサポートも終了したとのことで、後継のEos Kiss X10を買い、レンズはそのまま使っていました。こちらはとてもきれいな画質ですし、軽くて重宝しています。
初代X3は、壊れるまで使おうと思って別のレンズをつけていたのですが、バッテリーを入れる蓋が取れてしまいました。蓋が閉まってないとデジカメは使えず、「ここまでか」と思ったのですが、なんとカバンの底で蓋を発見。蓋は閉まらなくなってしまいましたが、テープで固定すれば撮ることができ、そのとき気付きました。不調だと思ったのは電気的な故障ではなく、蓋が緩み、そうするとシャッターが下りなかったのだと。しかし、ものすごく調子いいわけでもなく、充電のたびに蓋をテープで貼るのも大変なので、相変わらず補助に使っていました。オーロラも基本は新しいカメラで撮っていたのですが、いつ壊れるか分からないこのボディにもう一度、オーロラを撮らせてあげたいと思いました。新しいカメラは星を使ってピントが合わせられますが、このカメラはそれができないので、昼の間につけておいた印を使い、ヤマ勘でピントを合わせて星を撮影していると、見事なオーロラが出ました。
一瞬、新しいカメラで撮ろうかなと思いましたが、そのカメラでは前の日に見事なオーロラの撮影に成功していたので、やはりこのカメラで撮ることに。ここから下は、13年前と同じレンズとボディで撮った写真です。
枚数は少ないですが、すべてきれいに撮れていました!
▲流れ星が4つも!
▲これは流れ星ではなく飛行機です
ここまでが古いボディでの撮影です。13年前、このカメラでオーロラを撮ってから、美しいものをたくさん一緒に見てきました。これからも、壊れるまで大事に使いたいと思います。
<カラフルなオーロラ>
この日はツアーに参加せず、ホテルの部屋からオーロラが見えたので、2キロほど先の湖畔に撮影に行きました。
▲これはピントがうまく合わなかったのですが、北斗七星が右上に写ったお気に入りです。
▲アビスコの特徴的なU字谷「ラポーテン(Lapporten)」。サーミ語で「ガチョウの谷」という意味だそうです。
▲湖に写るオーロラが撮りたいのですが、なかなかうまくいきません。
▲あまりに寒いのでホテルに帰り、ホテルとオーロラを一緒に撮りました。強い光がないと、灯がある所では写りません。ラッキーでした。
13年前にオーロラを見たとき、これから先きっと良いことがあると思いました。そして実際に、いいことがたくさんありました。
もちろん、人間の行いと自然現象は関係なくて、天候に恵まれたり、災害に遭ったりすることは、その人の資質や努力や、あるいは罪によるものではありません。それと同時に、運は、勇気と才覚で引き寄せることができるときもあると思います。「13年前のこれから先」に引き寄せた運はそのようなもので、仕事を通じて信頼できる友人たちに恵まれ、わたしは自分を好きになれました。
これからの13年も、好きな自分であり続けて、勝ち運を引き寄せたいと思います。